「今どきハードウエアなんて」の時代だからこそNo1の販売パートナーになる
「CTCはインフラの構築事業に強みがある。インフラの上にアプリケーション(応用ソフト)を積み上げるイメージで上に進んでいく。これまでもシステム開発は手がけているがメーンにはなっていない。この3年でインフラからアプリケーションの方向へ進む。例えば、CTCは独SAPの仮想環境におけるインメモリーデータベース『S/4HANA』を全面的に導入している。これを手がけられるところはまだ少ない」
―主力のインフラ構築事業の方向性は。
「ハードウエアを扱う会社が少なくなっているからこそ、ナンバーワンの販売パートナーになる。『今どきハードウエアなんて』といわれるかもしれないが、NFV(ネットワーク機能の仮想化)にもハードウエアは必要だ。大手ベンダーはパートナー経由で販売する。『CTCから買うといい条件で買える』という流れをつくりたい」
―インフラ領域はクラウドへ移行していませんか。
「日本ではオンプレミス(自社設備)からクラウドへ移行しているが、米国では逆流している。大手のパブリッククラウドは非常に便利でさまざまな開発が可能だが、使い始めると逃れられなくなる。これを『ロックインされる』という。米国ではクラウドからオンプレミスに戻したいという現象がある。状況により自由にオンプレミスやプライベートクラウドなど、どの基盤でも動くようなニーズが遅かれ早かれ日本でも出てくる。CTCも『キュービックmc2』というパブリッククラウドを展開する。単年度黒字になるレベルに来ている。クラウド事業ではCTCのオリジナルを伸ばす」
―海外展開を強化しています。
「グローバルは時間がかかる。13年から本格的に進めているがまだ道半ばだ。他社と違うのは『進出国でCTCをつくる』というコンセプトだ。出資するのではなく、現地法人にする。今年はインドネシアを強化する。米国、東南アジア諸国連合(ASEAN)を含めM&A(合併・買収)の話は進めている」
