言い訳ばかりする後輩、いつもガミガミ怒る先輩、指示が曖昧ではっきりしない上司、気難しくて会話の弾まない取引先の人……などなど、イラッとさせられる人、周りに一人や二人いますよね。

あげくに、つい“感情的”になって、思ってもいないことを言ったり、つい仕草や行動が乱暴になったりしていませんか?

昨今のニュースを思い起こせば……
秘書に罵詈雑言を浴びせた様子が公開され、職を失った女性代議士。本人のためを思いながらも、つい後輩に手が出て地位を失った横綱。
その他、“感情的”な振る舞いが巻き起こした事件は枚挙にいとまがないほど。

「実は、感情的になりやすい人というのは、思考パターンに問題があることが最近の心理学でわかってきています」というのは、精神科医として活躍する和田秀樹氏。しかも「日本人に多いまじめな人によくあること」なのだそうです。

感情的にならないための方法を伝授するノウハウ本でベストセラーを連発している和田氏が、長年蓄積したノウハウをマンガでよりわかりやすく伝えてくれる書籍『マンガでわかる! 感情的にならない方法』が登場しました。

『マンガでわかる!感情的にならない方法』
監修 : 和田秀樹 マンガ : 梅澤結友

本書では、ある病院を舞台に、怒ったり、落ち込んだりと感情的になることが多い一方、明るく、ムードメーカーでもある看護師の木之下かえで(28歳)と同期の看護師、山本桜(28歳)の2人が、過去のある経験から感情をコントロールする技術を学んだ病理医の竹ノ内実(36歳)に悩みを相談する形で物語が展開。様々な場面での感情のコントロールの仕方を学んでいきます。

例えば、かえでが仕事上の注意をすると言い訳を繰り返しイラッとさせられる後輩について、竹ノ内は

と、状況を分析。そのうえで対処方法の例を提示します。

読者の誰もが「あるある!」と思うシチュエーションが、全5章にわたって次々と登場。竹ノ内のアドバイスで、2人が“感情的”な問題を解決していきます。

また、各章の巻末には、「よくわかる! 解説」を掲載。
・まずは相手を肯定してみよう
・他人は変えられないが自分は変えられる
・「ともかく」、「ひとまず」やってみる
など、今すぐ使える17の法則とシンプルなテクニックを伝授してくれます。

仕事も人生も“まじめ”に取り組んでいるあなたにこそ、おすすめの本書。
読んだその時から「感情の奴隷から解放」してくれるでしょう。

text: P.M.A. Tryangle