意外と自動化できてなかった梱包作業、新しいロボット提案増加中
川崎重工は双腕型協働ロボット「デュアロ2」を6月に投入。上下方向の最大ストロークを従来の「デュアロ1」と比べ3・7倍の550ミリメートルに拡大した。折りたたんだ状態の段ボールを広げ、片腕でベロのようなフラップを抑えながら箱の形に組み立て、製品の箱詰めもできる。電子部品の組み立てなど平面作業を得意とするデュアロ1と比べ適用範囲を広げた。
デュアロは既存の生産ラインへの導入を想定し、ロボット本体とコントローラーを一体化して台車に乗せ、1人分の作業スペースでも容易に移設できる。また産業用ロボットで6軸の垂直多関節型が主流の中、片腕が4軸の水平多関節(スカラ)型を採用。軸数が増えれば作業範囲は広がるが、扱う上での複雑さが増すため、ロボットを初めて扱うユーザーにも導入しやすい設計を取り入れた。ある食品産業のユーザーは、複雑な機能がロボット導入をためらう一因だったが「移設が容易で操作が簡単なデュアロは現場でも受け入れられやすい」と指摘する。
