「お給料、いくらですか」はタブー? 人事担当者が眉を顰める質問はコレだ!
就職試験のとき、求職者が知っておきたい情報である「給与・条件などの待遇の質問」に、人事担当者の約半数が悪い印象を抱いていることが、企業の人材採用を支援するONE(オーエヌイー、東京都新宿区)の調べでわかった。「中途採用の面接に関するアンケート調査」(有効回答数107)を、2018年6月12日に発表した。
また、採用担当者が面接で重視するポイントは、「経験・スキル」よりも「人柄」のほうが多かった。
「パワハラ・セクハラがあった際の対応はどうしていますか?」
調査によると、面接時の「プラス印象」では、「挨拶・態度」「話し方・受け答え」にふれる回答が全体の60%を占めた。
たとえば、「挨拶・態度」では、
「笑顔で明るく、元気な印象があった」「案内する社員や、すれ違う社員に対しても挨拶をしてくれていた」「悪天候の電車遅延で、面接に遅れる際の電話連絡の対応がきちんとしていた」
「話し方・受け答え」では、
「質問に対しての回答の早さ。会話のやりとりがスムーズ」「自己PR や職務経歴がわかりやすく説明できており、『デキる人』と感じた」「回答が明確で簡潔である。またハキハキとして聞き取りやすい」
このほか、プラス印象では、
「ホームページに記載されているブログの隅々まで確認してくれていた」「自社の商品を使ってくれていた」
といった回答もあり、企業のファンであることはアピールポイントとして有効なようだ。
一方。マイナス印象の回答をみると、「態度・マナーが悪い」にふれる回答が44%、「身だしなみ・服装」にふれる回答は17%だった。
たとえば、「態度・マナー」では、
「面接の際、ひじをついて話をしていた」「受付に対しては態度が悪く、面接時は愛想をよくしていた」
「身だしなみ・服装」では、
「爪を切っていなかったり、肩に落ちたフケが目だったりと、全体的に清潔感がない」「スーツやY シャツが、ヨレヨレだった」「タバコ臭い」
このほか、「前職の悪口・不満ばかり言う」「履歴書をシワクチャの状態で渡された」ことなどがあった。
なお、調査は中小企業の人事担当者を対象に、2018年1月18日〜5 月11日に実施した。