「4K」「8K」実用放送まで半年に迫るが…民放やメーカーに慎重姿勢も
ただし事業者間で温度差があるのも事実。8Kも見据え積極的に対応コンテンツを増やそうとするNHKに対し、スポンサー収入が中心の民放各社は4K放送開始時期に最大2年の差がある企業も。
また普及率が高まってきた4Kテレビだが、現状のままで4K放送を受信できる訳ではない。視聴には専用チューナーが必要だ。ここでもテレビメーカー各社の対応に差が出ている。他社に先駆けてチューナー内蔵型4Kテレビを発売するのは、東芝映像ソリューション。ソニーやパナソニックなど他社は年内に外付けチューナーを投入する方針を示すが、内蔵型については「市場やニーズに合わせて検討する」と慎重だ。市場の広がり方が不透明なことに加え、受信用チップの搭載方法について、放送業界とテレビメーカー間で意見が一致していないとの指摘もある。
2020年に控える東京五輪・パラリンピックは、4K8K放送が普及する格好の契機だ。それまでに市場を確立するには、もう一段の取り組みが必要といえそうだ。
