エンゼルスの大谷翔平【写真:Getty Images】

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快進撃の大谷、大手ブックメーカーがア・リーグMVP獲得につけたオッズは本命の2.5倍

 米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手はデビューから快進撃を続けている。投げては2戦2勝。特に2勝目は7回1安打無失点の圧巻投球だった。打撃では3試合連発。ア・リーグの週間MVPを、日本人では史上最年少、最速で受賞した。開幕前の懐疑的な見方を完全に覆した二刀流の怪物。ブックメーカーは早くもリーグMVPの本命にあげている。米メディアが報じている。

 鮮烈なデビューを飾った「ショーヘイ・オオタニ」。コスタリカに拠点を置く世界的ブックメーカーの「BetDSI」は早くもア・リーグのMVPの最有力候補に挙げている。

 大谷につけられたオッズは+150(2.5倍)、以下、エンゼルス・トラウト(+200、3.0倍)、アストロズ・アルテューベ(+500、6.0倍)、ヤンキース・グレゴリアス(+1000、11倍)、アストロズ・コレア(+1500、16倍)、ヤンキース・ジャッジ(+1800、19倍)と続いている。

 あくまで現時点でつけられたオッズとはいえ、そうそうたるメンバーを差し置いてMVPの本命に躍り出た大谷。シビアな目線をもつ世界的なブックメーカーもその力を認めた格好だ。

米メディアは「時期尚早」と指摘しつつも、「彼がエクセレントであることには変わらない」

 米情報メディア「AOL.com」は「ブックメーカーによると、ショーヘイ・オオタニは現在AL(ア・リーグ)のMVP候補筆頭」と見出しをつけて特集している。

「オオタニはメジャーでの経験が一切ないにもかかわらず、このオッズは極端すぎるものだ。しかし、彼のパフォーマンスはこれに値することを物語っている」

「実際は時期尚早な話で、オオタニはメジャーでシーズン通して活躍していけることを示さなければならない。でも、このオッズは早すぎるのか?だから何だ?彼の資質がエクセレントであることには変わりなく、彼が今後も活躍できるかどうかを見守ることこそ魅力的なことだろう」

 記事ではこう伝えている。まだ始まったばかりだとし、このオッズは過剰評価だと指摘。だがその一方で、大谷自身がここまで示した素質は申し分ないとしている。

 MVP――。気の早い話であることに間違いないが、それが話題になるのも大谷のすごさ。誰もが背番号17に熱い視線を送り続けている。(THE ANSWER編集部)