ロッキーズとのオープン戦、1番左翼で先発出場したマリナーズ・イチロー【写真:編集部】

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3打数無安打も守備で軽快な動き「セーフコ・フィールドに立つことが僕の目標に」

 マリナーズイチロー外野手は27日(日本時間28日)、開幕前最後の実戦となるオープン戦最終戦・ロッキーズ戦に「1番・左翼」で先発出場し、3打数無安打1四球だった。試合前にスコット・サービス監督がキーポイントにあげていた守備で軽快を動きを披露。背番号51は試合後、「まずはそこ」と本拠地セーフコ・フィールドでの開幕戦出場へ意欲を見せた。

 26日(同27日)夜のレンジャーズ傘下マイナーとの練習試合に続き、スタメン出場したイチロー。第1打席から見逃し三振、右直、四球、一飛。8回の守備から交代した。オープン戦は12打席で10打数無安打2四球、打率.000。マイナーのゲームではヒットを打っていたが、オープン戦では快音は響かず。ただ、サービス監督が注視していたのは、守備での動きだった。

 サービス監督は、14日(同15日)の試合で張りを訴えていた右ふくらはぎを懸念材料に挙げており、試合前には「何も気兼ねなく動かなければいけない。第一歩も正しいところに踏み出さなければいけない。メジャーの試合では色々なことが起こる。外野を守るには100%に近いことを確認しないといけない」と話していた。ただ、4回に左中間へのフライを軽快な動きで捕球すると、5回には3度も打球を処理。ダッシュする場面もあったが、足を気にする様子は全くなかった。

 不安を完全に払拭し、29日(同30日)の本拠地での開幕戦インディアンス戦出場へ大きく前進した。イチローは「前に怪我してからは、もう一度セーフコ・フィールドに立つということが僕の目標になりましたね。まず、そこですね」と話した。しっかりと間に合わせ、6年ぶりにマリナーズの選手として開幕を迎える。(Full-Count編集部)