信義郷の梅=資料写真

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(南投 22日 中央社)台湾の梅の名所、信義郷(中部・南投県)に、花の季節が訪れた。地元の農会(農協)は、クリスマスから来年元旦にかけて梅のつぼみがほころび、来年1月上〜中旬ごろに一番の見ごろを迎えると予想している。また、今冬は寒気と湿った空気の影響で例年よりも開花条件が良く、10年来最も見応えのある花景色が期待できるという。

南投県の約3分の1の面積を占める信義郷は、平野部が全郷の1割に満たない“山の里”。四方を山で囲まれ、最高峰の玉山(標高3952メートル)などを眺望できる自然たっぷりの景観が自慢。このような景色をバックに、冬場には風櫃斗や烏松崙、牛稠坑などで梅の花が、旧正月(来年は2月16日)明けには草坪頭などで桜の花が楽しめる。

地元では23日から、南投県主催の梅や桜の祭典「南投花卉嘉年華」に合わせた一連のイベントがスタート。地元の特産である梅を具にしたのり巻き作り(同日)を皮切りに、各種の催しが年をまたいで開催される。

(蕭博陽/編集:塚越西穂)