Googleマップがさらに見やすく。路線検索で駅を強調など、重要施設の判別が容易に
Googleの地図サービスことGoogleマップが今後数週間のうちに見やすく改善されることが、米国版の公式ブログで明らかにされました。Web版とAndroid版、iOS版が更新される予定です。

具体的には、施設のジャンルごとの色分けや種類別アイコンが大幅に追加。運転モードではガソリンスタンドが、路線図を表示した場合は駅などが......といったように、ルート検索の交通機関などに応じた施設が強調表示されるとのことです。すでに日常生活や旅行、ビジネスにとってなくてはならないGoogleマップ。その見やすさや利便性もたびたびアップデートされ、たとえば2016年7月には通りの名前や交通機関の名称フォントを改善し、店舗などが密集した場所を「注目のエリア」として薄いオレンジ色で表示する変更を行いました。

公式ブログによれば、今回のアップデートは「カフェ、教会、博物館、病院のような場所は、特定の色とアイコンで表示されるので、その種の場所を地図上で簡単に見つけることができます」とのこと。初めての場所でコーヒーショップを探すときは、最寄りのオレンジ色のアイコン(食事スポットの色)で目星をつければいい、という具合です。

そうした新アイコンや色分けの例は、ざっと以下の通り。「飲食」や「買い物」、「健康」といった8色のカテゴリがあります。

さらに、各カテゴリ内では、より具体的な種類別のアイコンが用意。「飲食」では「食事」や「バー」や「カフェ」、「エンターテイメント」色の中では「美術館」や「カジノ」などがあります。中国の歴史施設や日本の美術館には専用のアイコンが作られているのが興味深いところ。



こうした表示の改善は、今後数週間のうちにGoogle アシスタントやAndroid Autoなど、Googleマップを組み込んだあらゆるサービスに反映されるとのこと。

今回は米国での発表ですが、とくに国を限定する記述がない点や、Googleマップの改良点に関する経緯から、日本などでも順次アップデートされるパターンと思われます。

サービスのおかげで劇的に遅刻が減った感謝をあらためて込めつつ、有難く使わせて頂きたいものです。