スタバの手書きが終焉? 悲しみの声ぞくぞく


スターバックスの魅力といえば、カップにペンで書かれる店員の手書き文字。店員同士でドリンクの種類やカスタマイズを判別するためにカプチーノはC、アメリカーノはAなどと書かれる。時にはカップに客に向けたメッセージが添えられたり、イラストまで描かれたりすることもある。

そんな味のあるメッセージやイラストに、日々の生活の中で「ちょっとした幸せ」を見出している人すらいる。




ところが、いつからかその手書き文字が消え、ドリンク名が印字された無機質なシールに変化しはじめた。



あのプチ幸せをもたらす「手書き」の終焉を予期したスタバ愛好者から、悲しみの声がぞくぞく上がっている。







スタバに意図を聞いてみると…


この手書きからシールへの変化には、どのような背景があるのだろうか。スターバックスに聞いてみた。

「シールは、オーダーミスを極力減らすために導入しました。ですので、スタッフが言葉を添えたり、絵を描いたりする手書きを廃止したわけではありません。シールを貼るのと同時に、手書きでメッセージを書いているケースもあります」

シール導入の目的は「手書き文字の廃止」ではないと知り、ちょっと一安心。

しかしこのシール式、どんどん導入店舗が拡大しているようだが、今後、全国に展開していくのだろうか。担当者に尋ねたところ「現在、状況を見て検証している最中で、まだ全国の店舗にシール式を導入するかは決まっていません」とのことだった。

今後、シール式が残るのか、それとも、手書きスタイルに戻るのかは分からないといった状況であるようだ。
(石原亜香利)