平渓天灯祭り、日台友好のランタンを打ち上げへ  中秋節にも開催/台湾

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(新北 12日 中央社)新北市政府は10日、毎年元宵節(旧暦1月15日)に合わせて平渓で開かれる「新北市平渓天灯祭り」(天灯節)を、今年は元宵節当日の2月11日に加え、中秋節の10月4日にも開催すると発表した。2月11日には地元の十分小(新北市)と台北日本人学校(台北市)が共同で絵付けした大型ランタンを飛ばし、日台双方の観光交流における友好な関係と永続性をアピールする。

開催は19回目。見物客は毎年10万人を超える。海外からも注目を集めており、過去には世界最大のドキュメンタリーチャンネル「ディスカバリーチャンネル」や米放送局「CNN」、旅行ガイド大手「フォーダーズ」などで、参加する価値のあるイベントの一つとして紹介されたこともある。交通部観光局の統計によれば、平渓は2016年に初めて訪台外国人旅行者に人気の観光スポット上位10位内に選ばれた。特に近年は日韓の観光客が大幅に増えているという。

2月11日には、1200個のランタンが8回に分けて打ち上げられる。打ち上げ参加券は同日午前10時から会場の十分広場で無料配布する。

関連イベントとして、2月4日と同5日にも、両日各2回、88個のランタンが飛ばされる。

10日の記者会見には、十分小と台北日本人学校の子供たちも出席し、手書きのメッセージをつづったランタンで来訪を呼びかけた。

(黄旭昇/編集:名切千絵)