写真は「WADASOUL」より

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 NHKは11月24日、おおみそかの『第67回NHK紅白歌合戦』出場歌手を正式に発表した。その中に和田アキ子(66)の名前はなく、これまで各所で予想されていた通り落選となった。それでも和田アキ子は、虎視眈々と“再起”を計画しているというが──。

「NHKは紅組と白組で合計46組の出場者を発表しました。朝ドラ『とと姉ちゃん』の主題歌を務めた宇多田ヒカル(33)や、『君の名は。』で主題歌と作中の音楽を担当したRADWIMPS、デビュー20周年イヤーのKinKi Kidsなど、初出場のアーティストも10組起用されています。一方、今年で28回目の出場となる坂本冬美(49)や、46回目となる五木ひろし(68)など大御所の顔ぶれもあるものの、今年の出場が叶えば40回目を達成するはずだった和田の名前はありませんでした」(スポーツ紙記者)

 和田の落選については、今月17日の時点で『週刊文春』(文藝春秋)が伝えていた。

「昨年は後輩の綾瀬はるか(31)が紅組の司会に選ばれたことで、かろうじて和田をねじ込むことに成功したホリプロでしたが、さすがに今回は無理だったようです。近年の和田は、横暴な態度で視聴者から嫌われる“炎上タレント”と化している。NHKが引導を渡したことが引き金となり、今後ドミノ倒しのように業界での居場所を失うかもしれません」(前同)

■早くもロビー活動を開始?

 しかし、ある週刊誌記者は「本人はまだ諦めておらず、再起に執念を燃やしているようだ」と語る。

「細川たかし(66)は今年、紅白からの“卒業宣言”を行いましたが、渦中の和田は落選が決まった直後、マスコミ宛のFAXで『正直悔しい』、『歌手人生のための1つの通過点と思っております』などとコメント。卒業といった文言は一切使っておらず、明らかに紅白での返り咲きを示唆するものでした。和田やホリプロと繋がりが深いスポーツ紙も、再来年のデビュー50周年を持ち出し“復活”の可能性を示唆しており、早くも再出場に向けたロビー活動が始まっていると考えられます」

 紅白と和田をめぐる因縁は、簡単には断ち切れないようだ。

文・真田栄太郎(さなだ・えいたろう)※1978年神奈川県出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ダークサイドリポート』(ワニマガジン社)、『週刊宝島』(宝島社)、『Hot Dog Press』(講談社)などに寄稿。現在は週刊誌の記者・編集者として事件、芸能取材に奔走する