UQコミュニケーションズ、2016秋冬 UQ発表会を開催!新スマホ2機種を加えたSIMフリー6機種を販売し、通話準定額プラン導入――WiMAX 2+はCAと4x4 MIMOの同時利用で下り最大440Mbpsに

UQ mobileとWiMAXの「2016秋冬モデル」が発表!

UQコミュニケーションズ(以下、UQ)およびUQモバイル沖縄は24日、都内にて「2016秋冬 UQ発表会」を開催し、同社がau回線を借り入れて仮想移動体通信事業者(MVNO)として提供している携帯電話サービス「UQ mobile」向けに新たに「AQUOS L」(シャープ製)および「HUAWEI P9 lite PREMIUM」(Huawei Technologies製)というSIMフリーのスマートフォン(スマホ)を発表しました。

すでに別途メーカーから発表されている「ZenFone 3(型番:ZE520KL)」および「ZenFone 3 Deluxe(型番:ZS550KL)」(ともにASUSTeK Computer製)、「Alcatel IDOL 4」および「Alcatel SHINE LITE」(ともにTCL Communication製)の4機種を加えた6機種がUQ mobileとしてラインナップされます。

さらにUQ mobile向けには料金を気にすることなく音声通話を利用できるように2017年2月22日から1回5分以内の国内通話であれば何回でもかけ放題で使える「おしゃべりプラン」の提供開始すると発表しました。

これはY!mobileのスマホプランに対抗し、おしゃべりプランS/Mが用意され、それぞれキャンペーンを適用すると月額1,980円および月2GBまで、月額2,980円および月6GBまでとなります。なお、既存の「ぴったりプラン」および「たっぷりプラン」も継続して提供されます。

また、UQではWiMAX 2+で展開している高速通信サービスにおいても4x4 MIMOとキャリアアグリゲーション(CA)に同時に対応することで下り最大440Mbpsで利用可能なモバイルWi-Fiルーター「Speed Wi-Fi NEXT WX03」(NECプラットフォームズ製)を発表しました。

その他、UQ mobileの新CM 「家族設定、誕生」篇 を2016年10月25日(火)から全国で放映し、新たに「UQモバイル、だぞっ」と題した新CMのキャラクターに 深田恭子さん(長女)や多部未華子さん(次女)、永野芽郁さん(三女)を3姉妹役として起用。さらに家族として、UQではおなじみのキャラクター「ピンクガチャ」(ママ役)と「ブルームク」(パパ役)も登場し、3姉妹とともにコミカルな掛け合いを展開します。

CMでは70年代に一世を風靡した名曲「UFO」に合わせたダンスを家族全員で披露し、スタイリッシュな3姉妹の日常から突如切り替わるインパクトのあるダンスシーンで、UQ mobileをプロモーションし、無料通話もコミコミ月額1,980円の「ぴったりプラン」などを紹介しています。


UQの新ラインナップ



UQ代表取締役社長の野坂章雄氏

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カテゴリー名製品名メーカー発売時期
スマートフォンAQUOS Lシャープ2016年12月上旬
HUAWEI P9 lite PREMIUMHuawei Technologies2016年12月上旬
Alcatel IDOL 4TCL Communication2016年11月下旬
Alcatel SHINE LITETCL Communication2016年12月
ZenFone 3 ZE520KLASUSTeK Computer2016年0月7日
ZenFone 3 Deluxe ZS550KLASUSTeK Computer2016年10月下旬
モバイルWi-FiルーターSpeed Wi-Fi NEXT WX03NECプラットフォームズ2016年12月


◯スマートフォン
☆AQUOS L
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☆HUAWEI P9 lite PREMIUM
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☆Alcatel IDOL 4
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☆Alcatel SHINE LITE
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☆ZenFone 3 Deluxe ZS550KL
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☆ZenFone 3 ZE520KL
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◯モバイルWi-Fiルーター
☆Speed Wi-Fi NEXT WX03
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◯新サービスおよびプレゼンテーションなど
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・UQ mobileから5分かけ放題の「おしゃべりプラン」を2017年2月22日に提供開始(後日掲載予定)
・「声」でSNSが可能なワイヤレス・イヤフォン「APlay」を販売(後日掲載予定)

◯質疑応答

☆日経新聞 大西氏
Q. 通話し放題は他社でもやっていると思うが、差別化は?

A. 5分カケホーダイはNTTドコモなどでも出している。30分、1時間、キャンペーンでやっている。回数を無制限にしたい。MVNOなので限界があるが、完全無制限は考えていないが、選択枠を広げて消費者に選んでもらいやすくした。

Q. 格安スマホのシェアは、言葉が悪いが高くないと思うが、どういったポジションを狙っているのか。

A. 総務省。Y!mobileを足して1数百万になると思われる。UQの中では5倍になっている。新規の市場で3分の1程度取っていきたいと思っている。

☆ゲームリース まこう氏
Q. ZenFone 3 Deluxe、4GB RAMのみを取り扱う。6GB RAMも出ていたが。

A. 事業開発部長 前島氏。ASUSとの協議はしているが、4GBにした。利用者のニーズを見ながらASUSとも協力していきたい。

☆フリー 石野氏
Q. 端末ラインナップがかなり揃ってきた。その背景とSIMフリーがVoLTEに対応してきた。UQがどのようなことをしたのか。

A. NTTドコモ系MVNOに比べてau系MVNOが機種が少ない。合併した当初2機種。働きかけてきた。中華系メーカーを含めて増えてきた。

Q. MVNO。お昼の時間帯が遅くなってきているのではなかという声もあるがどうか?

A. 格安SIMでNo.1。UQとしては速度を上げていきたい。ここ数週間遅くなったという書込みもSNSなどで見られるが対応したい。

☆フリーランス 林氏
Q. 過去のUQの人が買うにはどうしたらいいのか。エクスクルーシブな。

A. DIGNO Lとのセットが1つ。UQから直販で販売しているのはオプションとしてイヤホンを買える。その場合はアプリがインストールされていない。既存のUQの人は直販から購入してアプリなどの設定をすれば。ヒアラブルと言われているものを拡大していきたいと思っている。

☆時事通信 石田氏
Q. 通話定額。多くのMVNOがオプションとして提供していると思うが、基本料に入れ込んだところに差別化意図があると思うが、どう考えているのか。

A. 通話分部数をどう考えるのかというのはなかなか難しくなっている。SNSなどもある。つうわの分数が。これからスマホにする人で気にする人もいる。バランスを考えた結果。30分、1時間で切るよりはこのようが良いと判断した。

☆囲み取材
Q. 4x4 MIMOもCAもともに全国エリアなのに両方に対応する下り最大440Mbpsが一部エリアのみなのはどうしてか?

A. 設備的な基地局の問題。東名阪の基地局から対応していく。状況を見て展開して、ニーズが多いところから対応していく。ニーズが高いようなら全国展開する。

Q. コミュニティーサイトを開設した。同じau系のMVNOであるケイ・オプティコムの「mineo」も同様のコミュニティーサイトをやっているが、その重要性はどういったところにあるのか?

A. mineoのコミュニティーサイト「マイネ王」について聞かれると思っていた。以前から「UQお客様の会」をやっていた。実際にユーザーと接すると自分たちで考えつかないことがある。前からユーザー向けサイトを作るという考えがあったが、必ずしもマイネ王やUQお客様の会のようなギーク層だが、少しやり方を変えようと思っている。「これって何?」や「APN設定してください」でひっかかる人もいるのでそういった層もフォローしたいと思う。原点回帰したい。

Q. ラインナップが抱負になった。au以上とも言える。消費者からもラインナップを増やして欲しいという声があったのか?

A. 人間の性で1つ2つしかなくてどっちかとなると「エーッ」となっちゃう。UQ mobile対応製品が1機種だと言われると「ヤダ」と言われると終わり。最初に気持ちが締まっちゃう。そのためにラインナップを増やした。ラインナップが増えるとどれがいいかわからなくなるので特長のある製品を揃えた。周回遅れてようやく揃ってきた。

Q. ラインナップが充実しているの中で総務省で「UQはずるいんじゃないか」とあった。どう考えているのか?

A. UQのミッションは何か?を考えたときに総務省が言うような「10万円の製品を0円で売る」のはいかがなものかというところにある。ただそうなると現在起きているように大手携帯電会社は横並びになってしまっている。

やはり競争というのは必要だと思っている。一方で格安SIMとしてMVNOが出てきているが、右か左かだけでなく、もう少し中間的なところがあってもいいんじゃないかというところにある。

結果として全体的に日本のスマホ料金が下がればいいなと。総務省や「ずるい」といった意見に反論するつもりはなく、UQなりの施策を行っていきたいと思っている。

Q. CMを見てもかなりY!mobileを意識しているように思った。これでY!mobileを打倒できるのか?

A. 正直言ってイー・モバイルとUQ WiMAXで戦っていた頃に段々近づいたいった感触があったのと比べると、すでにY!mobileは全国的にすごく知名度も高く現状では「絶壁」という印象を受けている。ただ気持ちで負けてはいけないので、UQは周回遅れだが思いをきちんと伝えて、コミュニティーサイトもそうだが、もう1回、スマホの原点を考えたい。日本はちょっと混乱している状況にあるように思う。Y!mobileは良き先輩、いい戦いをしたい。有名なY!mobileに対して挑んでいきたい。

Q. Y!mobileがUQ発表会の開始直前に追随するように通話準定額プランの回数制限を同時期の2017年2月に撤廃することを発表した。そういった点はある意味狙い通りか?

A. 話題として全体的に盛り上がるのは良いこと。300回も無制限もあまり変わりなく、そもそも普通はそんな回数の通話はしない。個人的に月1〜2回で、その他はSNSをやっている。とはいえ、シニア層などを考えると、キャリアグレードになって5分かけ放題があってもいいかなと思っている。

Q. 立ち位置としてソフトバンクの中のY!mobileのようにauの中のUQというところを狙っているのか?

A. 逆だと思っている。ソフトバンクの中のセカンドブランドがY!mobileだが、UQはauとは明らかに違う会社だと思っている。もちろん、例の3分の1の問題もあるんだが、例えば、ソフトバンクグループで言えば、ワイヤレスシティープランニング(WCP)が外の存在で、ただネットワークは完全にソフトバンクとして使っていてエンドユーザーを直接持っていない。

UQではこれまでWiMAXでやってきたことにUQ mobileのスマホを合わせて、言い方がおこがましいかもしれないが、第4キャリアとしてがんばりたいと思っている。なので、セカンドブランドと言われるとそうじゃないという思いがある。

Q. Y!mobileがソフトバンクの中のセカンドブランドとしてやっている中で、UQはそうじゃないとなるとそれが不利になるのではないか?

A. どうやってもMVNOなのでそういった面はある。ただ、一方でそこにWiMAXを加えるなどして、一歩一歩武器を増やして戦っていきたい。これまでWiMAXで10年間やってきたので、今後これで勝っていくという武器はないが、なんとなくやっていけるんじゃないかと思っていて、それくらい現在の日本のスマホ市場は混乱状態にあると思っている。

Q. UQ mobileにデータ専用プランはないが、WiMAXがあるからか?

A. 理屈ではデータ専用プランがあって、それに音声オプションを追加できる形になっているので、そういったものはある。ただ、新しく売っているぴったりとかはコミコミにしているので。

Q. そのデータ専用プランとWiMAXの差別化はあるのか?

A. WiMAXはかなりギーク層が中心で「ギガ放題」で売っている。3日制限はあるが。通話で言えば、5分300回などの準定額と無限大の違いくらいある。

Q. タスクフォースで接続料の値下げがあるが、サービス競争につながるのか、経営的な体力温存になるのか?

A. サービス競争に持っていきたい。ユーザーに還元したい。MVNO業界として良いことだと思っていて、先行して歓迎したい。

Q. 割り引きで0円に近いものがある。規制対象。

A. 原稿のルール上は3万円以下は対象外と思っているので、NTTドコモでも。今のルールはそう。北さんがおっしゃっていたように1個でも穴があると問題というようになるので社会のルールなので守る。ただ個人的に言わせてもらえるなら最初から全部一律でいいのかというのはあると思う。いずれにしても総務省で判断してルール化されると思う。

Q. ショップ展開は?auのサブブランドではないということだが、auショップのことを考えるとどうなのか?

A. 年度内に30〜40、来年度には一桁上げた展開を行っていきたい。やはり良い場所はなかなか出展が難しい。auショップの件は立場上説明しづらいが。

Q. 総務省での接続料値下げの議論があったが、現状では接続料は他のMVNOと同じなのか?

A. それは同じはず。他社の料金は知らないので「同じだ」とは言えないが。総務省のガイドラインもあるし、さすがに違う、優遇されているということはないと思う。


動画リンク:https://youtu.be/v4Omzk_SYNY

◯公式ライブストリーミング&ビデオオンデマンド配信

動画リンク:https://youtu.be/lCgMM5pexmk



記事執筆:memn0ck


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