ネイマール擁するブラジル、まさかの2戦連続無得点…イラクと引き分け

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 リオデジャネイロ・オリンピックのグループステージ第2節が7日に行われ、グループAでは開催国のブラジル代表とイラク代表が対戦した。

 大会初戦の南アフリカ戦では、後半途中に退場者を出した相手を攻略できずにスコアレスドローに終わったブラジル。地元のファンから大ブーイングを浴びせられ、初勝利を目指して第2戦に臨む。先発メンバーにはオーバーエイジ選出のFWネイマール(バルセロナ)のほか、MFレナト・アウグスト(北京国安)やDFマルキーニョス(パリ・サンジェルマン)、FWガブリエウ・バルボーザ(サントス)、FWガブリエウ・ジェズス(マンチェスター・C加入決定)らが名を連ねた。

 ブラジルは立ち上がりからボールポゼッション率で相手を圧倒するものの、イラクゴールを割ることができない。前半は0−0で終了し、後半開始時からフェリペ・アンデルソンに代えてルアンを投入して打開を図った。

 後半もスコアレスの状況は変わらず、ブラジルは55分にガブリエウ・ジェズスを下げてラフィーニャを投入。中盤のテコ入れを図り、先制ゴールを目指した。

 しかし、均衡を破ることができないまま、試合は終盤へ。次第にスタジアムが怒号に包まれるようになり、88分にはピッチへ乱入する観客も現れた。終了間際には猛攻を仕掛け、チアゴ・マイアが思い切りの良いミドルシュートを放ったものの、枠を捉えることができず。アディショナルタイムには右サイドからの折り返しに反応したR・アウグストが無人のゴールへボレーシュートを放ったが、枠を大きく外れた。

 7分と表示されたアディショナルタイムに波状攻撃を仕掛けるブラジル。ガブリエウ・バルボーザがペナルティーエリア内で相手GKと交錯した場面では、ファウルを告げるホイッスルは鳴らず、PKは獲得できなかった。

 試合は0−0で終了。2試合連続のスコアレスドローに終わり、スタジアムはブーイングに包まれた。ブラジルは2試合を終えて勝ち点「2」で、イラクと並んでグループ2位となっている。次戦は10日、1勝1分けでグループ首位のデンマークと対戦。イラクは同日、1分け1敗の南アフリカと対戦する。

【スコア】
ブラジル代表 0−0 イラク代表