ロッテのエース・涌井が魂のピッチング!伊東監督「勝ち星を付けさせてあげたかった」
<12回戦・QVCマリン>
ロッテの涌井秀章が、勝ち星こそ付かなかったものの9回を117球、7安打、7奪三振、1失点の熱投。これぞエースというピッチングを魅せた。
涌井は初回、先頭の金子侑司をカットボールで空振り三振、栗山巧を右飛、秋山翔吾を三ゴロとわずか9球で片づける。2回は一死走者なしから浅村栄斗にライト前に運ばれるも、メヒアを併殺に打ち取り無失点。
5回以降は、再び安定した投球を披露し8回まで1失点に抑えた。エースの本領を発揮したのが9回だった。1-1で迎えた9回は、代打の鬼崎裕司をカットボールで空振り三振に仕留めたが、金子に内野安打、栗山にレフト前に弾き返され一死一、二塁とピンチを招く。
3番秋山が打席に入る前、ライトスタンドのロッテファンから「涌井コール」。熱い声援を受けた涌井は、ファンの期待に応えるように秋山をカットボールで空振り三振。4番中村に対しては、簡単に追い込むと最後は150キロアウトローのストレートで見逃し三振。普段はポーカーフェイスの涌井だが、ピンチを脱したこの場面で、グラブを叩いてガッツボーズを見せた。
9回でマウンドを降りた涌井に勝ち負けは付かなかったが、チームは延長10回にナバーロがタイムリーを放ちサヨナラ勝ち。エースは、「チームが勝てたことが全てです。よかったです」と喜んだ。
また、伊東勤監督は「本当は力投してくれたので、ワクに勝ち星を付けさせてあげたかった。(涌井の投球で)ひとつになれたというか、あの気迫の投球を見て落とせないと思った」と力投したエースを労った。

