そろそろ「サッカー史に残る最強の2トップ」を決めようじゃないか

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「史上最強の2トップ」と聞いて、皆さんは一体どんな2人を思い浮かべるだろうか?

まるでテレパシーで感じ合っているかのような抜群のコンビネーションを誇ったセット、大きな選手と小さな選手が互いを補完し合った玄人好みのセット、そして圧倒的なネームバリューでサッカーファンを魅了したセット。

そのタイプは様々だが、記憶に残る2トップというのは多かれ少なかれ存在しているはずだ。

そこで今回は、Qoly編集部のそれぞれに「史上最強の2トップ」を考えてもらった。

対象となるのは、クラブチームで実現した2トップ。

イバン・デ・ラ・ペーニャ×ロナウド、フアン・カルロス・バレロン×ロイ・マカーイといったいわゆる「トップ下×1トップ」は対象外とした。またあまりにも数が膨大になるため、代表チームで実現したコンビも今回は無しとさせていただいた。

1トップ主流の今だからこそ、「サッカー史に残る2トップ」を思い出してみたい。

編集部I

1位:ドワイト・ヨーク × アンディ・コール(マンチェスター・ユナイテッド)
2位:ティエリ・アンリ × デニス・ベルカンプ(アーセナル)
3位:ラウール・ゴンサレス × フェルナンド・モリエンテス(レアル・マドリー)
4位:ニハト・カフヴェチ × ダルコ・コヴァチェヴィッチ(レアル・ソシエダ)
5位:ナイアル・クイン × ケヴィン・フィリップス(サンダーランド)

【コメント】

2トップといえばコール&ヨークというイメージがあるが、個人的にはニハト&コヴァチェヴィッチの凸凹コンビ!“衛星役“のニハトは小柄ながらエネルギッシュかつパワフルなシュートも持ち合わせており、好きな選手だった。当時のソシエダは、カルピン、デ・ペドロ、シャビ・アロンソら渋い選手が多く、チームとして好印象な影響もあるかも。

編集部H

1位:ラウール・ゴンサレス × フェルナンド・モリエンテス(レアル・マドリー)
2位:ドワイト・ヨーク × アンディ・コール(マンチェスター・ユナイテッド)
3位:ギジェルモ・バロスケロット × マルティン・パレルモ(ボカ・ジュニオルス)
4位:ニハト・カフヴェチ × ダルコ・コヴァチェヴィッチ(レアル・ソシエダ)
5位:中山 雅史 × 高原 直泰(ジュビロ磐田)


【コメント】

ひと口に“黄金コンビ”といっても、親友のような間柄から生み出される阿吽の呼吸もあれば、類似した特徴で共鳴し合うもの、お互いの長所と短所を補完し合うものなどその中身は様々だ。なかでもラウールとモリエンテスは日本のバラエティ番組に揃って出演し、「モリモリ・ラウラウ」と命名されたほど仲が良く、先に挙げた要素を全てを兼ね備えたかのようなコンビであった。

編集部S

1位:ティエリ・アンリ × デニス・ベルカンプ(アーセナル)
2位:ドワイト・ヨーク × アンディ・コール(マンチェスター・ユナイテッド)
3位:ラウール・ゴンサレス × フェルナンド・モリエンテス(レアル・マドリー)
4位:ルイス・ファビアーノ × フレデリック・カヌーテ(セビージャ)
5位:ヤクブ・アイェグベニ × マーク・ヴィドゥカ(ミドルズブラ)

【コメント】

ネームバリュー、意思疎通、得点力といった点を総合的に考えるとやはりアンリ×ベルカンプの2トップが抜けているか。それでも、ヨーク×コールの“ホットセット”が1998-99シーズンのCLバルセロナ戦で決めたゴールは未だに鳥肌が立ってしまう…(映像はこちら)。セビージャ時代のルイス・ファビアーノ×カヌーテのもまさに感じ合っていた2トップであり、知られざる名コンビである。ヤクヴ×ビドゥカの重量系コンビも好きだったなぁ。

編集部K

1位:ドワイト・ヨーク × アンディ・コール(マンチェスター・ユナイテッド)
2位:ティエリ・アンリ × デニス・ベルカンプ(アーセナル)
3位:ニハト・カフヴェチ × ダルコ・コヴァチェヴィッチ(レアル・ソシエダ)
4位:ナイアル・クイン × ケヴィン・フィリップス(サンダーランド)
5位:ダリオ・シルバ × デリー・バルデス(マラガ)

【コメント】

選手単体の知名度や実力より、「クラブの象徴だった2トップ」という点で選んでみた。あの当時のマラガ、レアル・ソシエダ、そしてサンダーランドは前線の2人とイコールの存在だったといえよう。アンリとベルカンプは違う個性のタッグ、そしてコール&ヨークは似た選手の最高タッグだ。

編集部O

1位:イアン・ラッシュ × ケニー・ダルグリッシュ(リヴァプール)
2位:アレッサンドロ・デル・ピエロ × フィリッポ・インザーギ(ユヴェントス)
3位:アンドリー・シェフチェンコ × セルゲイ・レブロフ(ディナモ・キエフ)
4位:ミロスラフ・クローゼ × イヴァン・クラスニッチ(ブレーメン)
5位:ズラタン・イブラヒモヴィッチ × アドリアーノ(インテル)

【コメント】

真っ先に思い浮かんだのは、1980年代に名を馳せたリヴァプールの黄金コンビ。2位、3位には非常に戦術的なチームの中で際立った二組を選出した。4位の“KKコンビ”は当時のブレーメンが見せた超攻撃サッカーへの敬意を込めて。最後はウイイレで散々やられたインテルの最凶2トップを後世に伝えるべく書き記す。

編集部Q

1位:マラドーナ × カレカ(ナポリ)
2位:マルコ・ファン・バステン × ルート・フリット(ミラン)
3位:ティエリ・アンリ × デニス・ベルカンプ(アーセナル)
4位:アンドリー・シェフチェンコ × セルゲイ・レブロフ(ディナモ・キエフ)
5位:ニハト・カフヴェチ × ダルコ・コヴァチェヴィッチ(レアル・ソシエダ)

【コメント】

個々の存在感や能力はもちろんのことながら、2人のシナジー効果の発揮とその成果に着目した。その点で言えば、2位のファン・バステン×フリットのコンビ以外は超絶有名クラブのコンビではない。それぞれのチームに彼らがいたからこそ、国内リーグやCLでそれまでの歴史を打ち破るような快進撃を見せたのではないだろうか?また、どちらかというと小柄なセカンドストライカーと得点を取ることに長けたストライカーというコンビが多くなってしまったが、こちらは個人の好みである。惜しくも選外になったがヴォルフスブルクが優勝したときのジェコ×グラフィッチが次点、有名クラブに目を向ければラウール×モリエンテスのコンビも記憶に強く残っている。

編集部N

1位:ティエリ・アンリ × デニス・ベルカンプ(アーセナル)
2位:アントニオ・ディ・ナターレ × アレクシス・サンチェス(ウディネーゼ)
3位:ロベルト・マンチーニ × ジャンルーカ・ヴィアッリ(サンプドリア)
4位:アンドリー・シェフチェンコ × セルゲイ・レブロフ(ディナモ・キエフ)
5位:ジャンフランコ・ゾラ × ジミー・フロイト・ハッセルバインク(チェルシー)

あくまで一部であるが、他にもこんな2トップが候補になっていた。

ウェイン・ルーニー × カルロス・テベス(マンチェスター・ユナイテッド)
マイケル・オーウェン × エミール・ヘスキー(リヴァプール)
ルイス・スアレス × ダニエル・スターリッジ(リヴァプール)
レズ・ファーディナンド × ファウスティーノ・アスプリージャ(ニューカッスル)
アラン・シアラー × クリス・サットン(ニューカッスル)
パピス・シセ × デンバ・バ(ニューカッスル)
ウェイン・ルーニー × トマシュ・ラジンスキ(エヴァートン)

ヘンリク・ラーション × クリス・サットン(セルティック)

ラウール・ゴンサレス × ロナウド(レアル・マドリー)
ハビエル・サビオラ × パトリック・クライファート(バルセロナ)
ディエゴ・フォルラン × セルヒオ・アグエロ(アトレティコ・マドリー)
ニコラ・ジギッチ × ペドロ・ムニティス(ラシン・サンタンデール)

アレッサンドロ・デル・ピエロ × ダヴィド・トレゼゲ(ユヴェントス)
ガブリエル・バティストゥータ × マルコ・デルベッキオ(ローマ)
フランチェスコ・トッティ × アントニオ・カッサーノ(ローマ)
アンドリー・シェフチェンコ × フィリッポ・インザーギ(ミラン)
アントニオ・カッサーノ × ジャンパオロ・パッツィーニ(サンプドリア)

マリオ・ゴメス × カカウ(シュトゥットガルト)
アイウトン × クラディオ・ピサーロ(ブレーメン)
エディン・ジェコ × グラフィッチ(ヴォルフスブルク)

佐藤 寿人 × ウェズレイ(サンフレッチェ広島)
ジュニーニョ × 鄭 大世(川崎フロンターレ)
田中 達也 × エメルソン(浦和レッズ)