表彰式では笑顔を見せつつも国内女子ツアーの現状を厳しく見据える(撮影:福田文平)

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 日本女子プロゴルフ協会は17日(木)に恒例の表彰式を行い、特別賞を受賞したチームLPGAのキャプテン・上田桃子が出席。現在の国内女子ツアーについて持論を語った。

 試合数は1試合増、さらに5年連続での最多賞金総額に「恵まれた環境にある」と上田。「たくさんの人が注目してくれています。私達も見られて初めて自覚が出てくるし、それが良いパフォーマンスにつながる」と改めて盛り上がりを歓迎した。
 「この隆盛は選手達だけの力ではありません。協会を含めてみんなで盛り上げようと頑張っているからこそ」。自分達だけでなくツアーを取り巻く全体が良い方向に進んでいるから今の状況があると続けた。
 一方で危惧もある。「やっぱり日本人が上位にいないとダメだと思う。来年は私を含めて日本人が危機感を持ってやらないといけない」。賞金ランクベスト5を海外勢に独占された屈辱。その悔しさを持って4大ツアー対抗戦で意地を見せたが、その想いを来年以降も継続していかなければいけないのはキャプテンが誰よりも感じている。
 「このまま盛り上がりがずっと続くわけではないですから」。現状維持では駄目。もう一段階ツアーを高いところへ昇華させるためにも、来季は上田ら日本勢の奮起は必須となる。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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