フェルナンド・ジョレンテはユヴェントスで27得点を挙げ、スクデット2回、スーペルコッパ2回、そしてコッパ・イタリア1回とタイトルを獲得した。アントニオ・コンテ監督と1年、マッシミリアーノ・アッレグリ監督と1年仕事をし、そしてこの夏に別れを告げた。

ユーヴェはアスレティック・ビルバオから獲得したときと同じように、フリートランスファーでジョレンテをセビージャに放出した。このオペレーションは一定の困惑を誘った。ユーヴェとしては400万ユーロ(約5億4000万円)という高額年俸の負担を避けるためだったが、8日の試合を見れば、ある程度の後悔があるかもしれない。

ジョレンテは古巣ユヴェントスに自分の最高の武器、つまりヘディングを見せつけた。イェウヘン・コノプリャンカのクロスに反応し、アンドレア・バルザーリのマークを外して、誰より先にボールに反応し、ゴールへと流し込んだ。そしてこのゴールで、セビージャはチャンピオンズリーグ・グループステージ最終節を1-0と制し、ユヴェントスは今季の大会での無敗と首位の座を失った。

試合後、ジョレンテは次のように述べている。

「僕らにとっては勝つことが重要だった。ヨーロッパリーグ出場権を手に入れたかったからね。ユーヴェのような守備が堅固なチームを相手に、僕らは素晴らしい試合をした。満足だよ。でも、ユヴェントスへの敬意から、(首位の座を争っていたマンチェスター・)シティが引き分ける方を望んでいたよ。そうすれば、ユーヴェが首位だったからね」

「僕はセビージャに来てから最初苦しんだ。恥骨炎の問題があったんだ。FWのポジション争いも激しかった。でも、今はより居心地がよくなっている。僕らは苦しんだ。終盤はユーヴェに大きなチャンスもあった。でも、僕らはやってのけたんだ」

試合後、ジョレンテは友人であるアルバロ・モラタとユニフォームを交換している。難しい時期にあるモラタにアドバイスも送った。

「彼は冷静を保たなければいけない。彼にクオリティーがあることはみんな知っているんだ。彼にプレッシャーをかけてはいけない。彼は自分に自信を持たなければいけないよ」