疲れ倍増も！？ お風呂のNG姿勢はあごまで深く浸かる
立ち仕事やパソコン作業など、長時間行う動作ばかりが、歪みの原因だと思ったら大間違いだとメディカルトレーナーの夏嶋隆さん。
「洗濯ものを干していたら、ぎっくり腰になったという話をよく聞きます。家事はもちろん、お風呂でのリラックスタイムなど、ちょっとした動作のクセで骨盤はどんどん歪んでいきます。誰も見ていないからといって、気を抜かないこと。どんな動作も頭が骨盤の真上にある状態を常に意識して、なるべく左右対称の姿勢を保つようにすれば、カラダの不調は改善されますよ」（夏嶋さん）
■テーブルを拭く時
NG：上体を低くしてカラダの真下の部分を手だけ動かして拭くと背が丸まり、腰を痛める原因に。片脚だけに体重を乗せるのも避けて。
OK：自分から一番遠い部分を肩から大きく動かして拭く。この時に、お尻を軽く動かすと、疲れにくい。もう一方の手はテーブルの縁へ。
■シャワーを浴びる時
NG：シャワーと椅子の距離が近いと、頭を思いっきり下げる姿勢に。足首を鋭角にすると、ふくらはぎが硬くなり、むくみに繋がる。
OK：シャワーと椅子の距離を遠くすれば、頭を下げずに洗えるので首や肩がラク。足首が直角になり、姿勢が崩れる心配もナシ！
■お風呂に入る時
NG：早く温まりたいからといって顔を下げてあごまで深く浸かると、肩が内側に入り込んでしまい、逆に疲れがたまりやすくなる。
OK：温泉にある寝湯に浸かっているようなイメージで、後頭部を浴槽の縁に預ける。首の後ろにタオルなどを当てるとリラックスしやすい。
◇なつしま・たかし 多くのアスリートのケガやカラダの痛みを治してきたメディカルト
レーナー。著書に『腰痛も肩こりも消える！ 動作解析』（宝島社）。
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※『anan』2015年10月21日号より。写真・中島慶子 スタイリスト・高島聖子 ヘア&メイク・高松由佳（steam）モデル・松永ちさと イラスト・中根ゆたか 取材、文・鈴木恵美 《anan編集部》
