INSIGHT NOW 編集部 / クイックウィンズ株式会社

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今日、8月11日は「ガンバレの日」です。

1936年ベルリンオリンピックで女子平泳ぎ200メートル決勝で、ラジオの実況中継をしていたNHKの河西三省アナウンサーが、先頭を泳いでいた前畑秀子選手に「前畑ガンバレ」を38回繰り返し日本中をわかせました。この熱い思いのこもった放送を後世に伝えるべく生まれた記念日だそうです。前畑選手はこのとき、日本女子初の金メダルに輝きました。

ガンバレというはげましの言葉はうつ病の人には逆効果であるという説があり、一時期、なんだか使ってはいけない言葉のように思われたことがありました。東日本大震災の被災者にガンバレと言ってはいけない、「これ以上なにをがんばればいいのか」と思われるだけだという話もありました。ガンバレではなく、ともに「がんばろう」という使い方を意識したキャンペーンも多く見られるようになりました。

けれど、ガンバレというのは、やっぱり一番シンプルで力強い応援メッセージだと思うのです。一所懸命に努力している人には、すなおにガンバレ!と言ってあげたい。ガンバレ!と言われたら、応援してもらっているのだとすなおに受け止めたい。

ガンバレと言わないで、という人の気持ちもわかるけれど、結局は人それぞれです。あまりにもいろんな立場の人の気持ちに忖度(そんたく)しすぎると、どんどん息苦しくなってしまいます。

もっと、自分の気持ちにすなおになって、ガンバレ!を言ったり言われたり、そういう単純さが世の中を明るくするような気がしませんか。