マンネリ化する27時間テレビは芸人泣かせ…松本人志が「毎年やる必要ない」と苦言
毎年恒例のFNS27時間テレビ。今年で29回目を迎え、すっかり恒例行事として、お茶の間にも浸透している。しかし、世間ではマンネリ化の声もチラホラ……。そんな賛否両論ある27時間テレビに対し、ダウンタウンの松本人志(51)が一石を投じた。
「27時間テレビは義務化してる」8月2日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ)で、ダウンタウン松本が独自の意見を展開した。
この日のトピックスは、
の4本だったのだが、なんと番組開始と同時に松本は、
「27時間テレビのゴタゴタには触れないんですか?」
と切り出したのだ。すると話題は、本来トピックスとして扱わないはずだった「27時間テレビ」に。
毎年の恒例行事なだけに、東野幸治(47)をはじめ他のゲストは互いに牽制しあっている様子。そんななか、松本が先陣を切って発言した。
「どうなんですかね……27時間テレビって毎年やらないといけないんですか? ちょっと休んでみても良いのかなと思うんですよ」
「たとえば、大久保さんがマラソンした際でも、一方でヤラセではないか? との声が上がったけど、別にチャリティでもないんやし、ヤラセでもええやんけ」
と、27時間テレビに対する不満を口にした。
さらに、松本は持論を続ける。
「来年は(27時間テレビが)あるらしいぞ、今年はあるで! ってなったほうが皆の士気が上がって良い気がするんですよね」
突然の、松本の「27時間テレビ批判」。思わず東野がフジテレビアナウンサーの秋元優里(31)に話題を振ると、
「どうなんですかね……。社員一人(秋元)しかいなくて、全部背負っちゃっててかなり苦しい気持ちなんですけど」
と、フジテレビ内部の人間も苦労しているようだ。
すると松本は、
「若手芸人である平成ノブシコブシの吉村や、さらば青春の光に丸投げで雑に扱っているのがねぇ……。僕はもっと芸人に愛を持ってやってほしい」
「芸人さんが頑張るだけに丸投げされちゃって、上手くいったらお互いの得で、まずくなったら芸人が損をする感じが悲しいんですよ」
と、訴えた。
実際、ノブコブ吉村は愛車のBMWを破壊したことで、Twitterや2chが大炎上。番組を盛り上げようと頑張った結果、責任はすべて芸人が負わされている現状を嘆いていた。
日本の風物詩となった感もある「27時間テレビ」だが、出演する側からすれば芸人泣かせということか。
(取材・文/伊藤鷹)