次期代表監督の候補は全て外国人に「3月に間に合うように努力」

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 日本サッカー協会の技術委員会で委員長を務める霜田正浩氏と名古屋グランパスのゼネラルマネジャーで技術委員も兼任する久米一正氏が、6日に取材に応じて次期日本代表監督の選任方針を説明した。

 八百長疑惑の告発が受理され、日本代表を率いていたハビエル・アギーレ氏が3日に契約解除されたことを受け、6日に技術委員会を実施。今後の方針について話し合い、その後に行われたJリーグの強化担当者会議では、契約解除の経緯などが説明された。

 強化担当者会議では、次期監督の選任を霜田氏が中心になって行うことを満場一致で承認。今後は、技術委員会が推挙した人物を協会の理事会に進言することになる。

 6日に行われた技術委員会では、監督候補も列挙。最終的にリストアップされた5人程の候補と本格的な交渉を行っていくとみられる。現在の候補は全員が外国人で、現職のJクラブ指揮官ではないと明かした霜田氏は、「日本は世界と戦う上で、まだまだ学ばなければいけない国。色んな経験や知識、指導歴を持ち、伝えてもらいたい。そういう監督に来てもらいたい」と理想像を明かした。

 3月には2試合の日本代表戦が組まれていることもあり、「3月の試合ありきではないが、6月のワールドカップ予選に向けて大事な試合になるので、できるだけ3月に間に合うように努力したい」と霜田氏。久米氏も「交渉事ですから、どの人の優先順位が一番とかではなく、一つひとつ丁寧に交渉していく必要がある」と力を込めた。