紙で指を切ると、やけに痛いのはなぜか?

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紙で指を切ってしまうと、いつまでもチクチクと痛いですよね。そんなに深い傷でもないのに、どうして痛むのでしょうか?
Scientific Americanの動画が科学的な説明をしています。

まず、紙で切ってしまうことの多い指が神経の集まっている場所だというのが痛みを感じやすい理由のようです。

指先にある侵害受容体は、熱さや化学物質、皮膚が切れるような強い圧力がかかると脳にシグナルを送り、脳に怪我をしていることを知らせます。

また、紙で切った切り口は、ナイフで切るようにスパッと切れず、ノコギリで切るようにギザギザに切れるそうです。
小さくもギザギザに切れた傷口。痛いのも納得できますね。そして、傷口に残された物質も痛みの元となります。

さらに、傷口が浅くすぐに閉じないので、神経が露出したままになり、手を動かすたび刺激を受けてしまいます。
手が、体の中でもよく使う場所であることも、痛みが気になってしまう心理的要因になっているようです。

いかがでしょうか?
紙で指をスッと切ってしまった時に、やけに痛いのは気のせいではなかったようです。

Why Do Paper Cuts Hurt So Much?
http://www.iflscience.com/health-and-medicine/why-do-paper-cuts-hurt-so-much