結果を残せず苦しんだ昨季が嘘のように、今季が開幕すると7試合で6ゴールという高いパフォーマンスを見せているのがACミラン本田圭佑だ。

昨季は辛辣な批評を繰り返していたイタリアの各スポーツ紙も、本田が試合で躍動する度に賛辞を贈り、いまやチーム内での存在感も強く、レギュラーの座も不動と言えるだろう。

すると、25日放送、日本テレビ「Going! Sports&News」では、今年8月本田のレギュラー獲りについて「現時点レギュラーの可能性は20%くらい」などと語っていたコリエーレ・デッロ・ スポルト紙のグアダーニョ記者を再び直撃した。

「今なら本田のスタメンの確立を100%に変える必要がありますね」とアッサリ撤回した同記者だったが、番組が謝罪の気持ちを問うと「サッカーには批判がつきものです。良いことばかりを話すわけにもいきません。大切なのは好調な時も不調な時も誠実な評価をすること」とキッパリ。さらには「謝罪するのは無意味です。そうでないと批評できなくなります」と正論を付け加えた。

また、番組ではそんな本田の変化について、サッカー解説者・都並敏史氏がコメント。同氏は「昨年はボールを触りたい、自分のリズムでボールを触っていきたい本田は中盤におりてき過ぎてボールが頭の上を越えていったというケースも多かったんですけど、高い位置で待つ。で、味方からの長いボールを高い位置で自分から呼びこんではやく受けてそこでゴールを決めてしまう」と分析している。

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