セリエAの年間最優秀選手に、ユヴェントスMFアンドレア・ピルロが選ばれた。イタリアサッカー選手協会(AIC)の「グラン・ガラ」で、ピルロは「この賞を頂くのは大きなことだ。同僚である選手たちからの投票だからね。最高のことだ。僕の将来? もちろん、ユヴェントスに残る」と話している。

最優秀GKは、インテルDFサミル・ハンダノビッチ。ユーヴェGKジャンルイジ・ブッフォンやラツィオのフェデリコ・マルケッティを破っての受賞だ。

右サイドバックは、ナポリのクリスティアン・マッジョ。チームメートのフアン・スニガや、ユーヴェDFシュテファン・リヒトシュタイナーを上回った。左サイドバックには、ミランの若手マッティア・デ・シリオ。フィオレンティーナDFマヌエル・パスクアルやラツィオのセナド・ルリッチを制している。

センターバックの右には、ユーヴェのアンドレア・バルザーリ。ローマからパリ・サンジェルマンへ移籍したマルキーニョス、トリノからユーヴェに移籍したアンジェロ・オグボンナに勝っての受賞だ。センターバックの左も、ユーヴェのジョルジョ・キエッリーニ。カリアリDFダヴィデ・アストーリやチームメートのレオナルド・ボヌッチを制しての受賞となった。

セントラルハーフはピルロだ。ボローニャのアレッサンドロ・ディアマンティ、ローマのダニエレ・デ・ロッシを制した。中盤残りの2枚、まずはユーヴェのアルトゥーロ・ビダルだ。ナポリMFマレク・ハムシク、フィオレンティーナのフアン・クアドラードを上回っている。もう1人は、フィオレンティーナのボルハ・バレロ。ユーヴェのポール・ポグバやクラウディオ・マルキージオを上回った。

アタッカーの1人目は、エディンソン・カバーニ。29ゴールで昨季の得点王となり、夏にナポリからパリ・サンジェルマンへ移籍した同選手は、ラツィオのミロスラフ・クローゼやミランFWステファン・エル・シャーラウィを破った。2人目は、ミランのマリオ・バロテッリ。ユーヴェFWミルコ・ヴチニッチ、インテルFWロドリゴ・パラシオを制しての受賞だ。最後のセンターフォワードは、ウディネーゼFWアントニオ・ディ・ナターレだった。

そして監督には、ユヴェントスのアントニオ・コンテ監督だ。ベストイレブンに4選手、そして指揮官も受賞となったユヴェントスが、昨シーズンのベストチームにも選ばれている。

一方、セリエBでは、サッスオーロの昇格の立役者であるドメニコ・ベラルディが最優秀選手に選ばれた。審判では、ニコラ・リッツォーリ氏がジャンルカ・ロッキ、ダニエレ・オルサート氏を制して受賞している。