肝腫瘍を乗り越えてサッカーの現場へと戻ったモナコDFエリック・アビダルが、昨季で契約が切れた古巣バルセロナを厳しく批判した。フランス『レキップ』で、モナコ移籍に満足していると述べるとともに、バルサとの契約が延長されなかったことについて、このように話している。

「理解できないのは、僕の最後の記者会見でバルセロナが言ったことだ。つまり、プロフェッショナルな選択だったということだよ。これはほかのクラブに疑問をもたらす。お金の問題でもなかった。それは、病気だったときにクラブからサラリーが支払われていなかったことが証明している」

だが、バルセロナはアビダルの主張を否定している。

「アビダルは予定されていたとおりに(報酬を)手にした。我々は医療保険に関する部分、いずれにしても少額にすぎないが、それだけを減額し、そのほかのサラリーはすべて支払っている」

一方、アビダルはペップ・グアルディオラ監督をたたえ、同監督がバルセロナにいれば、自身の去就も変わっていただろうと話している。

「彼は僕をすごく評価してくれた人だ。僕にチャンスを与えてくれた唯一の人だよ。彼がまだバルセロナにいたら、おそらくは僕も残っていただろう。今は幸いにも、モナコの会長と監督に信頼されている」