VMwareは9月3日(米国時間)、VMware Fusionの最新版となる「VMware Fusion 6」を公開した。VMware FusionはMac OS X向けの仮想化アプリケーション。Mac OS Xにおける代表的な仮想化アプリケーションのひとつで、サポートしているゲストOSの多さや、ゲストOSからホスト環境のプロセッサが提供している仮想化機能を利用できるなどユニークな機能も備えている。

「VMware Fusion 6」における主な新機能や機能拡張は次のとおり。

・Mac OS X 10.9およびMac OS X 10.9 Serverホストのサポート

・Windows 8.1およびWindows 8.1 Professionalゲストのサポート

・Ubuntu 13.04ゲストのサポート

・仮想マシンに割り当てることができるコア数を16個まで拡張

・仮想マシンに割り当てることができるメモリ量を64GBまで拡張

・仮想マシンに割り当てることができる仮想ディスクサイズを8TBまで拡張(ただし、起動ディスクは2TBまで)

・仮想SATAデバイスのサポート

・Windowsアプリケーションに対するディクテーションサポート

・Windows StoreアプリケーションをDock、Launch Pad、Spotlightから起動する機能を追加

ゲストOSとしてOpenSUSE 12.3を使おうとしている場合には注意が必要。OpenSUSE 12.3はインストール時にクラッシュすることが知られている。この問題を回避するには、インストール時においては仮想マシンに対して2コアを割り当てるようにする。インストール後には1コアに設定してもクラッシュせずに動作するようになる。

(後藤大地)