「金城武の木」ブームに地元農民カンカン/台湾・台東
![「金城武の木」ブームに地元農民カンカン/台湾・台東](https://image.news.livedoor.com/newsimage/a/b/ab721_1290_0129112b_3d78e800-m.jpg)
CMは金城が独り木の下で辺り一面に広がる稲穂の波を眺めながらお茶をひと口、「I see paradise」とつぶやくというもの。これを見たファンが村を訪れるようになり、夏休みに入ってからはふだんの10倍の観光客が押し寄せ、皆金城の真似をして木の下に座り、稲穂を眺めているところをデジカメに収める。
地元では「金城の木」は長くは続かない一時の流行りだと思ってずっと我慢してきた。しかし、夏休みに入ると村はもっとたくさんの人であふれかえり、小さな農道さえも自動車が走るあり様で農民らはあきれかえっている。
一方でこれを台湾東部、米どころの池上についてもっと知ってもらい、名産「池上米」を宣伝するチャンスにしようと考える人もおり、観光客の急増と米の売り上げが伸びることを期待する農民もまた少なくない。
(編集:谷口一康)