ディズニー配給の今夏の話題作『ローン・レンジャー』 (c)Disney Enterprises, Inc. and Jerry Bruckheimer Inc. All Rights Reserved.

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ニュースサイトの「The Atlantic」によると、ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニー(米国本社)が展開する事業の中で収入が最も多いのは、テレビ放送によるものだそうだ。

ディズニーは、映画館でたくさんの作品を上映して、ディズニー・チャンネルなどテレビでの放映もあり、ディズニーランド他アミューズメントパークも運営して、グッズも売って、ディズニー・クルーズといった豪華客船も持つなど複数の事業を展開している。

このなかでどの稼ぎが最も大きいのだろうか? 一般の消費者のイメージだと、映画やアミューズメントパークがまっさきに思い当たりそうだが、ディズニーの収入の多くは、ESPNやディズニー・チャンネル、ABCといったケーブルテレビの放送によるものであると同サイトは伝えている。

2013年3月までの6ヶ月間の収入を見てみると、ケーブルネットワークの放送による収入が26億7600万ドル(約2670億円)で全体の半分以上を占めており、アミューズメントパークは9億6000万ドル、映画上映が3億5200万ドル、グッズが5億4600万ドルとなっている。

映画上映の何倍もの金額をケーブル放送が稼ぎ出しているのはなぜだろうか? 同サイトは次のように説明する。
ディズニー配給の今夏の話題作『ローン・レンジャー』は映画館で上映するとき、その映画を観るために映画館に座っている人からしかお金をとれない。しかし、同作がケーブルテレビで放映されれば、ケーブルネットワークと契約している全ての世帯からお金をとれる。『ローン・レンジャー』を観ていない人からもお金を受け取っていることになるのだ。

アメリカは世界最大のケーブルテレビ王国として知られており、こういった構造的な要因からディズニーはケーブルテレビで稼いでいるようだ。【橋本 トミオ】