台湾人ブロガーのZawar379さんはこれまで、日本と台湾の共通点を耳にすることはあったらしいが、自ら日本を旅行することで驚くべき違いに気付いたそうだ。

 筆者がまず衝撃を受けたのは、東京が「巨大な都市」であることだった。もちろん日本が発展した国であることは知っていたらしいが、渋谷、池袋、秋葉原などを訪れて、「想像をはるかに超えた巨大な都市!」と驚いた様子。さらに、人の数の多さにも驚いたらしく、とても台湾とは比べ物にならないと述べた。

 また東京の地下鉄は「巨大な迷路」と述べる筆者。その構造には明確な規則性が見つからず、1つの駅から別の駅に行くにもさまざまな選択肢があるため、出口やホーム、列車の種類の多さにかなり混乱したようだ。あまりの複雑さに「とても恐かった」と述べる筆者は、方向感覚に自信がある人でも気軽な気持ちで挑戦しないほうがいいと指摘、「人を迷わせるために作られたとしか思えない」とつづった。

 さらに筆者は、「サービスレベルの高さ」も台湾とは異なると指摘。台湾でもよく訓練された店員はいるようだが、そういった店員に出会うにはまだ「運が必要」らしい。しかし、日本では店の大小にかかわりなくすべての店員が礼儀正しく、また客を尊重してくれることに感心した様子だ。

 そのほか、筆者は日本の「硬貨の形状」も不思議に感じたそうだ。日本では硬貨の価値と大きさや色が比例していないと主張。例えば100円や50円は当然、10円よりも価値があるのだが、10円硬貨よりも小さくて、色が濃くないに違和感を抱いたらしい。日本へ来たばかりの台湾人観光客にとって硬貨を見分けることは至難の業らしい。

 筆者は良い点も悪い点も含めてたくさんのカルチャーショックを受けた筆者。日本人にとっては当たり前と思っていたことも、改めて日本独自の特徴だったと気付かされる筆者の視点はとても興味深い。(編集担当:畠山栄)