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 無料で提供されているOS 「Ubuntu」に、スマートフォン版「Ubuntu Phone OS」が登場する。

 x86およびARMアーキテクチャのプロセッサで動作可能で、Android対応ハードであれば導入可能とのこと。ハード実装については、Ubuntuのサポート事業も展開するCanonical社がバックアップする。

 マルチタッチ対応やネイティブ/HTML5対応のアプリプラットフォーム対応で、すでに「Go Mobile」という開発者向けサイトの提供を開始している。

 また、スマートフォン&PCハイブリッドという特徴があり、スマホ向けに作成したとしても、PCでもそのまま動作する。その逆もあり。「Ubuntu Phone OS」対応ハードウェアでも、上位モデルにはスマホ&PCハイブリッドが実現されている。

ドックに挿せばフルPCに


 スマホ&PCハイブリッドは「Ubuntu Phone OS」のハイエンドモデル「supurmobile」で実現している。このモデルでは、Quad-core A9 or Intel Atom、最低1GBメモリ、最低32GB eMMC + SDを定義しており、メールやウェブといった用途であれば充分なスペックとなっており、アプリはシームレスに切り替えて使用できる。

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screenshot_453 「Ubuntu」はLinux系のオープンソースOSで、世界中の開発者コミュニティが主体となって開発を進めている。利用者は世界で2000万人。

 Ubuntuを立ち上げたCanonical社ファウンダー Mark Shuttleworth氏は2013年1月2日、キーノート動画で「Ubuntu Phone OSに対応したデバイスなら、外ではスマートフォン、デスクではドックに挿してフルPCとして使用できる。1つのOSで全てのデバイスがカバーできるようにしたい」と述べている。

 詳しくは1月にラスベガスで開催されるCESで明らかになるという。

 Ubuntuを立ち上げたCanonical社ファウンダー Mark Shuttleworth氏のキーノートはこちら。




【関連URL】
・Ubuntu for phones | Ubuntu
http://www.ubuntu.com/devices/phone

蛇足:僕はこう思ったッス
僕はUbuntuのヘビーユーザー。iTunesとiPhoto、いくつかの有料アプリの管理のためにMacも使用するが、基本的にはデスクトップもネットブックもUbuntu。子供達のパソコンもUbuntuがメイン。何より安定しているし高速。必要なツールがあれば、自分でカスタマイズも可能。この路線がスマートフォンで実現するのは嬉しい。
思いっきりアーキテクチャ名とメーカー名をぐちゃぐちゃに誤記してしまいました。ごめんなさい!

著者プロフィール:TechWave副編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
 夢を叶える技術者。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップマーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」「リーンスタートアップ」執筆中)。@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中。

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