アメリカでは毎年、15歳から39歳までの男女およそ7万人ががんの宣告を受けている。そこで今回は、若くしてがんを宣告されたセレブを取り上げた。

乳がんを宣告されたジュリアナ・ランシック

ディエム・ブラウン
MTVのプレゼンターとして知られるディエム・ブラウンは2005年9月、24歳の若さで卵巣がんのステージ2と診断され、卵巣をひとつ、リンパ節、そして卵管を取り除く出術を受けたが、術後1か月でオーストラリアに飛び、MTVのロケに参加していた。彼女は当時、「なぜ私が、って感じだった。私はベジタリアン(菜食主義者)だしタバコも吸わない。お酒だってほとんど飲まないのに」「やることだってたくさんあるの。死ぬもんですか」と話している。

しかし彼女は今年の初めから再び卵巣がんに侵されており、その治療の様子をブログにアップし、今の状況を受け入れているし、今はがんを完全に取り除くために頑張っているとコメントしている。マリッサ・ジャネット・ウィノカー
27歳でブロードウェーのオーディションを受けている最中、マリッサは子宮頸がんと診断された。その数日後に頸部の一部を除去する手術を受けたが、がんが転移していることがわかり、子宮を摘出する手術を受けた。

「2度目の手術後にオーディションに受かったのよ。すごくやりたかった役だし、休んでいる暇はなかったの。良くなるわって何度も自分に言い聞かせたわ」

現在は結婚し、また代理母を通じて母親となっているマリッサ。今年は(健康のために)20キロ以上減量したことを発表している。

ジュリアナ・ランシック
36歳で3度目の体外受精に挑んでいる際、乳がんと診断されたパーソナリティーのジュリアナ。そして2011年、それまでの治療が失敗に終わった彼女は、両乳房切除手術を受けた。

「まだ患部だけを切除するような手術と放射線治療、それに抗エストロゲン療法を選択していたら、治療には2年から5年がかかり、早期閉経を迎えることになっていたの。そうなれば、母親になるって話は数年延期しなくてはならないでしょ。だからすごく悩んだわ。でも結局は生きることを選択した。自分が後悔しないようにすることが大事だったの」

こう振り返るジュリアナは2012年8月29日、代理母を通じて息子を授かっている。

マイケル・C・ホール
2010年初め、人気ドラマ『デクスター〜警察官は殺人鬼』のスター、マイケル・C・ホールはホジキンリンパ腫の治療を受けていることを明らかにした。彼は当時、「早期発見で治療可能な段階だったので、本当に良かったと思っているし、医師と看護師の皆さんに感謝しています」とコメントを発表している。

ちなみにマイケルの父親は前立腺がんで39歳の若さで亡くなっているが、彼がホジキンリンパ腫と診断されたのも38歳と若かった。これについて、「僕は自分の父親が39歳で死んだことで、11歳のときから自分がいつまで生きられるのか、そして死とは何なのかを考えるようになっていました。今回のホジキンリンパ腫は警告であると同時に、すごく不思議な感覚もあったのです」とコメントしている。

なお、2010年4月に当時の妻で『デクスター...』共演者のジェニファー・カーペンターがAP通信に対し、「マイケルは完全に回復しました」とコメントを発表している。