クラブ創設113周年を迎えたミラン。シルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長はこのように話している。

「赤は情熱の色で、黒は我々が相手に引き起こす恐怖を表す。ミランはサッカーの歴史だけでなく、現代の歴史における伝説だ。私の家族の歴史の一部であり、ミランという名のこの素晴らしい冒険を鼓舞し続ける可能性が私の家族にまだあることを願っている」

「多くのカンピオーネに別れを告げなければならなかったが、今は新たなチームをつくっている時期だ。我々はさらなるカンピオーネを探している。すでに家にもいるね。2、3年でイタリアと欧州、そして世界の主役に戻れることを願っているよ」

「家にいるカンピオーネ」の一人となり得るのが、FWエムバイェ・ニアンだ。

「彼は(マリオ・)バロテッリに似ているね。だが、ウチには15歳のとても強い少年(ハキム・マストゥル)もいるね。来年は彼もプレーできるだろう」

ベルルスコーニ名誉会長はロビーニョや1月の補強について、次のように続けている。

「ロビーニョが帰国を望んでいる? 離れて長いからね。私は彼が出て行かないことを望んでいる。彼は見事なことをするし、とても素晴らしい青年で、ドレッシングルームを明るくしてくれる。私はとても好きなんだ。代役のことは考えなかった。彼に残ってほしいからだ」

「(ナイジェル・)デ・ヨングの代役? 中盤は非常に整備されている。大丈夫なポジションだ。今はインテルから来た選手(サリー・ムンタリ)もいる。バロテッリ? ミランの計画には入らないと思う。マーケット? 3、4人を考えているが、価格を上げないために名前は明かせない。しっかり評価して強化したいね」

「私はチームの近くにい続けるよ。そして、自信を与え、技術的・戦術的アドバイスを与えたい。会長からのものだと、選手たちの頭にしっかり残るものなんだ」