新シーズンでチャンピオンズリーグに出場するユヴェントスが、マーケットで大きく動いている。パルマからはFWセバスティアン・ジョヴィンコが復帰し、ペスカーラともMFマルコ・ヴェッラッティ獲得で合意に達した。チェゼーナからはMFエマヌエレ・ジャッケリーニを完全買い取りし、MFクワドゥオ・アサモアとMFマウリシオ・イスラはすでにメディカルチェックを終えている。あとは、トッププレーヤーだけだ。

19日午後に注目されたのは、ジョヴィンコの去就だった。パルマとユーヴェはこの日、共同保有について解決を目指して会談。パルマは同日夜、共同保有を解消し、ジョヴィンコがユヴェントスへ行くと発表した。その後、パルマは完全に合意してはいないと発表を修正したが、20日には正式発表されると見られる。ユヴェントスはパルマに1200万ユーロ(約12億円)を支払い、さらにプリマヴェーラの選手がパルマへ行くことになるようだ。

ユヴェントスのジュゼッペ・マロッタGM(ゼネラルマネジャー)は、同時にヴェッラッティ獲得にも動いた。直近になり、ナポリも争奪戦に加わったが、19日にユヴェントスとペスカーラが共同保有について合意に達したとの知らせが届いている。ユーヴェは選手をもう1年、ペスカーラに残すことにしている。

さらにこの日、チェゼーナと共同保有していたジャッケリーニの完全移籍も発表された。ユヴェントスが支払うのは425万ユーロ(約4億2500万円)。ジャッケリーニはユーヴェと2015年6月30日までの契約を結んだ。

それだけではない。ユーヴェはほかにも、ジェノアとFWチーロ・インモービレの共同保有を延長したことも発表している。同選手は新シーズン、ジェノアでプレーするだろう。また、ノヴァーラからはFWステファノ・ベルトラーメの共同保有権の残りを獲得している。同選手はジョヴィンコの取引に絡めて、パルマへ向かうことになるだろう。

また、プリマヴェーラのFWアルベルト・リベルタッツィの共同保有権をノヴァーラへ売却したほか、シエナからはMFレオナルド・スピナッツォーラの共同保有権買い取りオプションを行使している。