試合　：ブンデスリーガ　第１７節
開催日：２０１１年１２月１７日
結果　：ドルトムント勝利
スコア：「１−４」
得点者：レワンドフスキ　ローゼンタル　ギュンドガン　グロスクロイツ　レワンドフスキ

○　フライブルク

ＦＷ：シッセ
ＭＦ：プチロ　ローゼンタル　マキアディ　カリジウリ
ＭＦ：フルム
ＤＦ：バスティアンス　フェラティ　クルマス　シュミット
ＧＫ：バウマン

ＦＷ：シッセ
ＭＦ：プチロ　ライジンガー　マキアディ　デンベレ
ＭＦ：フルム
ＤＦ：バスティアンス　フェラティ　クルマス　シュミット
ＧＫ：バウマン

○　ボルシア・ドルトムント

ＦＷ：レワンドフスキ
ＭＦ：グロスクロイツ　香川真司　ブラスチコフスキ
ＭＦ：ギュンドガン　ケール
ＤＦ：シュメルツァー　フンメルス　サンタナ　ピズチェク
ＧＫ：ヴァイデンフェラー

ＦＷ：バリオス
ＭＦ：ペリシッチ　香川真司　ブラスチコフスキ
ＭＦ：ギュンドガン　ケール
ＤＦ：グロスクロイツ　フンメルス　オヴォモイェラ　ピズチェク
ＧＫ：ヴァイデンフェラー


香川の動きがとても良くなっていますね。ポイントは、やはり、一度下がってからプレーする、という事ですね。ドルムントの先制点のシーン。香川のアシストでレワンドフスキが決めた得点でしたが、その時の一連の香川の動きを追ってみると、まずギュンドガンと入れ替わって、ＤＦラインの前、もはや３バックの真ん中、それぐらいの位置でボールを捌いたところから始まっています。

そこから左前方の最前線へロングフィードを蹴り、ボールがそこでゴタゴタしている間に、その左サイドの方へ移動。相手と競り合ってスローイン。そのボールをドルトムントが奪い、香川が前にいたブラスチコフスキへパス。ブラスチコフスキのドリブルが止められて戻されますが、そこから左に残っていたフリー状態の香川へ。

香川がドリブルで中へボールを運びながらギュンドガンへパスし、ワンツーでＰＡ内左サイドに抜け出した香川へリターンパス。最後は、香川がゴール前に入ってきたレワンドフスキにシルクパスを送ってゴールゲット。という事でした。要するに、一度低い位置でプレーした事によって、香川へのマークがそれ以後ずっと外れていた訳ですね。こういうプレーが、私がずっと望んでいた事ですね。

その後のシーンでも、香川が同じようにスッとＤＦラインの前まで下がって行きながら、ギュンドガンに指差しで「前へ」と指示を出していたシーンがあって、監督からの指示なのか、香川自身の判断なのか、それは分かりませんが、とにかく、前へ前へと行き過ぎる事を止めて、前残りのプレーを止めて、一度下がってボールに触り、自分で起点を作ってから前へ出て行く、そういうプレーに変えたという事が、よく見えていました。

ところが、後半は、また前残り気味のプレーに戻っていました。という事は、それを考えると、あまり下がってプレーするなと監督からハーフタイムに言われたのかな？　という感じもしたので、前半でスコア「１−２」とドルトムントがリードしていましたから、手堅く、ギュンドガンにあまり前に上がるなと、後ろの「４−４」できっちり守備をして、そこから香川とレワンドフスキでカウンターだと、それが後半のドルトムントのプランだったのかなと思います。

そして、そのプランが的中し、カウンターから、香川がハーフラインぐらいのところで、上手いボールの受け方で相手をかわして入れ違い、そこから前に走ったレワンドフスキに絶妙のパスを送り、最後はレワンドフスキからのパスを受けたグロスクロイツが３点目。更には、再びカウンターから、またも香川からの絶妙なパスを受けたレワンドフスキが４点目。という事で、スコア「１−４」、ドルトムントの快勝という結果になりました。