11月10日にリリースされた、iPhone用の最新プラットフォーム「iOS 5.0.1」。
200以上の新機能が追加されたことで話題となった「iOS 5」のアップデート版だが、ブログ上では、
・なんだかバッテリーがガンガン減ってくぜ。って、ふざけんな!
・WiFiと3G回線の切替が、なんか不調
・アップデートしたらフォルダが全部リセットされ、カオス状態に……
・文字を入力した時のレスポンスが遅くなってますね
など、新しい機能ではなく、様々なバグ問題が話題の中心になっている。

「図表入りの記事はこちら」
そもそもiOSというのは、スマートフォンの核ともいえるオペレーティングシステム(以下、OS)。
パソコンでいうところのWindowsやMac OS Xといえば分かりやすいだろう。つまりバージョン4から5へのアップグレードは、windowsならXPからVistaに推移する様なもの。

しかし、一部の機器でバッテリーの減りが早くなるという重大な問題が発生。それを改善するための「iOS 5.0.1」だったのだ。「iOS 5.0.1」により問題が改善されたユーザーもいたのだが、元々なんともなかった機種にまでバグが発生。やれどもやれども何かが顔を出す、まるでモグラたたきのような状態である。

ちなみに、iPhoneユーザー歴の長いブロガーたちからは、
・バージョン4も最初はひどかった。学習した奴はまだアプデしないだろ
・評判が悪いので、もちろん更新してません
・人柱おつかれさまでした
・早く新バージョンが出ないかな。まあ来年になるだろうが
と、旧バージョンのまま、しばらく様子を見るといったコメントも目立った。
ある意味で、バグ問題は恒例ともいえるようだが、アップルの顔ともいえるカリスマ経営者スティーブ・ジョブズなき今、一刻も早い対応をせねば一気に他社にシェアを奪われる可能もある。

では、そのiOSの一番のライバルであるAndroidはどうなのだろうか?
こちらは世界中の携帯電話会社が利用するフリーのOS。作りの全然違う機種が同じOSを搭載しているだけに、不具合の数も半端ではないはずだ。

そこでブロガーたちのコメントを探ってみると、
・使いはじめて1年経つが、今のところ大きなトラブルはないです
・2.3にアップデート完了。動きが早くなって大満足
・GPSの感度が上がった気がするし、徐々に洗練されてるような
など評判は上々で、バグに関する目立ったコメントは見当たらない。

どうやらAndroidはそれぞれの機種に合わせて独自にカスタマイズされており、その過程でバグもある程度は修正している様子。その分、更新の頻度が少なかったり、最新のバージョンが旧機種に対応できなかったり、いくつかデメリットはあるものの、安定した供給が実現できているようだ。

OS、端末、アプリまで、徹底してアップルが管理するiPhoneより、オープン&フリーなAndroidの方が安定しているとは……今後のスマートフォンをめぐる争いにも大きく影響しそうだ。

(佐藤潮/effect)

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