インテルFWサミュエル・エトーの獲得に向け、アンジ・マハチカラの関係者が17日、ミラノ入りした。アンジはエトーやエトーの代理人であるクラウディオ・ヴィゴレッリ氏らと会談し、またマルコ・ブランカTD(テクニカルディレクター)やピエロ・アウジリオSD(スポーツディレクター)らインテルの幹部たちとも会談している。

この日の会談で移籍が正式発表とはならなかったが、アンジの関係者であるヘルマン・トカチェンコ氏は交渉の途中で、『ガゼッタ』の取材に対し、「我々はとても近づいている。いつまとまってもおかしくない。今日、明日、いつでもね。金曜にエトーがモスクワに来るかどうかは分からないが、私は楽観しているよ」と語った。

また、この日の会談終了後、アンジの関係者は『ガゼッタ』の取材に、「我々は合意にとても近づいている」と話している。アンジは当初2200万ユーロ(約24億3000万円)の移籍金をオファーしていたが、インテルは3000万ユーロ(約33億2000万円)を求めている。

インテルのブランカTDは会談終了後、「明日(18日)は何もしない。みんなバカンスだ。今日の段階では、エトーはインテルの選手のままだよ。両者が合意に近づいている? 様子を見てみようじゃないか」と語った。

なお、インテルはこの日、18日にバーリで行われる親善試合「TIMカップ」に向け、25名の招集メンバーを発表したが、バカンスが延期されたGKジュリオ・セーザルのほか、エトーもメンバーから外れている。