中国の格安航空会社(LCC)「春秋航空」の上海−高松間の定期チャーター便が15日、就航した。環球時報(電子版)が15日、日本新華僑報網を引用し報じた。

 春秋航空の日本での就航は上海−茨城線に次いで第2本目。高松空港では1992年にソウル便が就航して以来19年ぶりの国際線就航となる。上海−高松間の定期チャーター便の人気は高く、発売と同時に飛ぶような売れ行きを見せた。

 現在、香川県の各旅行社の多くが上海−高松間の路線を利用した中国ツアーを企画している。高松から上海までの航空券の売れ行きを見ると、日本の旅行産業が中国の旅行市場をいかに重視しているかが分かる。

 四国の旅行業の発展のため、中国人観光客を呼び込むと同時に、日本人による中国観光ツアー利用拡大を狙う。この路線の就航は、震災後の旅行産業の復興を目指す日本にとって有効なルートとなるだろう。

 春秋航空は3月27日に高松―上海便を就航し、毎週4往復の便を設定する予定だったが、3月11日に発生した東日本大震災を受け、就航を延期していた。(編集担当:及川源十郎)



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