UAEのアル・アハリが、元イタリア代表キャプテンのDFファビオ・カンナヴァーロを放出するとのニュースが浮上した。すべては、アル・アハリのアブドゥラー・アル・ナボダ会長のコメントから生まれた話だ。同会長がカンナヴァーロ放出を示唆したのである。UAEでは外国人枠が3人だが、アル・アハリは新たな外国人ストライカーを獲得したがっているからだ。

だが、カンナヴァーロは「今日も会長と話したけど、違うことを言われたのは残念なことだね。でも、僕は落ち着いている。これからアメリカでバカンスを過ごし、新シーズンに向けての準備に間に合うように戻ってくる。僕にはまだプレーする意欲があるし、チームが成長し、アジア・チャンピオンズリーグ出場権を獲得する助けとなりたいからだ」と語った。

アル・アハリとしては、カンナヴァーロがすぐに幹部になることを望んでいるのではないだろうか?

「そのことについても、将来的なこととして話をした。彼らは僕らに、親善大使のようになってもらいたいと望んでいる。彼らには野心的なプロジェクトがあるんだ。僕も実際、来シーズンの終わりに引退するときに、UAEにとどまる可能性を検討している。今はバカンスに行き、ひざをケアするよ。できるだけ良い形で新シーズンを迎えるためにね」

そして20日、アル・ナボダ会長は次のようなコメントを発表し、カンナヴァーロ残留を強調した。

「来るべきシーズンでも、カンナヴァーロは我々の下で重要な役割を担う。すべてのファンに安心してもらいたい。昨シーズンの彼は、ピッチの内外で、アル・アハリにとって素晴らしい代表者だった。我々は彼のようなパーソナリティーの選手がいることを幸せに思っている。ファビオは常に全力を尽くしてきた。ピッチ上の監督、若いチームの後見人として、重要な存在だった。若い選手たちは、カンアンヴァーロ入団を称えてくれたんだ」