マリーンズ 3 − 5 ホークス

九州新幹線開通記念シリーズの第2戦は、熊本です。
昨日のうちに鹿児島から熊本に移動したマリーンズファンが多かったらしく、今朝の熊本城はロッテファンだらけでした。
天守閣は戦後再建されたものですが、立派な石垣は健在ですし、いくつかは江戸時代以前からの建物も残っています。熊本まで来たらぜひ訪れていただきたい場所です。
でも朝に往復した三角線には一人もロッテファンがいませんでしたね。不思議です。

試合が行われる県営藤崎代球場は熊本城に近く、高台の上にあります。11時過ぎに熊本城の見学を終え、歩いて球場に向かいました。外野入口は長蛇の列ができており、座れるか不安でしたが大丈夫でした。結局全国から押し寄せたマリーンズファンはレフトスタンドの大半を占領。昨日よりも増えているようです。雨が降ったり止んだりの不安定な天気ですが、中止にするほどではありません。

グラウンドでは内川がマリーンズファンの声援と野次に応えています。
「内川ー!なぜ広島に来んかったんじゃー!やっぱ金かー!」
という声には、律儀にも、
「地元だから!大分!」
と返し、マリーンズファンの喝采を浴びていました。内川があそこまでフレンドリーだとは思いませんでしたね。磯部以上です。

さて、試合です。先発はマリーンズが斉藤とのトレードでオリックスから移籍してきた光原、ホークスが攝津です。

1回表。1死から荻野貴がライト前にヒットを放つと、早速盗塁を決め1死2塁。ここで井口がセンター前にきっちりとタイムリーを放ちマリーンズが先制します。例の荻野プレートを誇らしげに掲げるファンがいました。うらやましい。

しかし、案の定というかなんというか、先発の光原がピリッとしません。
1回裏。先頭川崎にヒットを打たれ、本多が送って1死2塁。続く内川の打席で暴投をかまし1死3塁。早くもピンチです。そして内川はショートゴロに打ち取るのですが、ショート荻野がファーストに悪送球。送球が高めに浮いてしまいました。川崎ホームインで1−1。打った内川は2塁へ進みます。やはりファーストは身長2メートルじゃないといけませんね。緊急補強や!
さらにこの回小久保にもタイムリーを打たれ1−2。早々に逆転を許してしまいました。この回の光原はストレートが高めにういてなかなかストライクを取れず、制球に苦しんでいるように見えました。爆発炎上5分前です。

ところが光原はここから踏ん張ります。2回、3回を三者凡退。なんとか立ち直り試合を壊すことだけは回避します。
ただし打線は2回以降摂津の前に沈黙。4回表には井口がレフト前ヒットを放ったのに、1死からサブローが4−6−3のセカンドゴロゲッツーでチェンジ。またですかご主人様・・・。

4回裏は無死1,2塁のピンチを招きますが、光原が踏ん張り多村ゲッツー。松田ファーストゴロでチェンジ。得点を許しません。しかし5回裏には細川にあわやホームランという左中間フェンス直撃のツーベースを打たれてしまいます。大松がグラブを伸ばしたのですが捕れませんでした。このピンチに光原は川崎、本多にあっさり連打を食らって細川ホームイン。3点目を奪われます。雨が強くなってきました。

またしても爆発炎上フラグです。ですがここでも光原が踏ん張りました。1死2,3塁から内川センターフライ、カブレラショートフライでチェンジ。最小失点でしのぎます。

すると6回表。先頭今江が右中間を破るツーベースで出塁すると、荻野がタイムリーを放ち2−3。1点差に詰め寄ります。なおも1死1塁。一気に同点といきたいところでしたが、井口がセカンドゴロゲッツーでチェンジ。今日2つ目のゲッツーで反撃の目を自ら摘んでしまいました。