マイナーリーグの公式HPには「がんばれ、ニッポン」という米赤十字のバナーが大きく掲げられている。見るたびに少し胸が熱くなってしまう。

http://web.minorleaguebaseball.com/index.jsp

さて、スプリングトレーニングでMLBのロースターに残ることが出来なかった日本人投手たちのシーズンも始まった。各投手は1〜3試合を投げている。始まったばかりだが、数字を見てみたい。AAAの投手から。



NYMの五十嵐亮太は開幕ではMLBに残れなかったがマイナーで2試合好投した翌日にNYMに引き上げられた。今季も4勝6敗と出遅れているNYMは、ヨハン・サンタナがシーズン半ばまで使えなくなるなど投手陣のやりくりが苦しくなっていた。しかし11日の登板では自責点は付かないもののカルロス・ゴンザレスに2点タイムリーを打たれ、エースのぺルフレーの白星を吹っ飛ばしてしまった。前途多難である。

BOS岡島は順調に数字を刻んでいる。アセべスが先に上がったが、BOSの投手陣はぼろぼろだから、近いうちにチャンスがあるに違いない。下手をすると松坂との交代の可能性もあるが。

TEX建山も、1失点したが緊張感のあるマウンドを続けているようだ。TEXは9勝2敗と快調。投手陣も充実しているのでMLBに上がるのは簡単ではないが。
トミー・ジョン手術明けのBOS田澤は、まだ投げていない。
AAAにはこれだけしかいない。

AAで投げている投手。



ATL川上憲伸もAAで投げている。ATLはトレード先を探しているが意気は上がらない。先日の初先発もパッとしなかった。

そして、井川もついにAAAから滑り落ちた。今年はAAしかも中継である。これでは、他チームから買い手がつくかどうかも覚束ない。
この春1試合だけMLBのスプリングトレーニングで投げた田中もAA。昨年は先発だったが、中継ぎに回っている。

水に落ちた犬を叩くと言えば言いすぎかもしれないが、本当にMLBは、落ち目になった投手に厳しい。

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