ローマFWアドリアーノがリオ・デ・ジャネイロへ足を踏み入れてすぐ、友人たちと遊び、その結果として免許を取り上げられることとなった。1月24日に手術した肩の痛みはまだ強いもので、寝ることも妨げるほどだが、友人たちと遊ぶために出かける上での障害にならなかったことは明らかだ。

夜遊びに出かけたアドリアーノは帰宅途中、車で事故を起こし、免許を取り上げられ、950ブラジルレアル(約4万円)の罰金処分を科された。ブラジル『グローボエスポルチ』によると、運転は友人に任せていたが、警察は「選手が酒気帯び状態で、アルコール検査を受けることを拒否したため罰することにした」という。

その結果、アドリアーノは罰金を科され、5日間の免許停止となった。“再犯”であることから、完全に免許取り消しになる恐れもある。アドリアーノが計査閲のアルコール検査に引っ掛かったのは、これが初めてではない。

アドリアーノの代理人であるロベルト・カレンダ氏は、イタリア『Calciomercato.It』に対し、次のように話している。

「またもアドリアーノに対する不当なメディアの攻撃だ。彼がブラジルに残るとか、ローマと契約を解消するとか、また夜遊びしているとか…まったく事実ではない。アドリアーノは完璧にクラブと一致した路線で、ブラジルでリハビリを続けるんだ」

「彼が親しい人とビールを飲んだかどうかは関心ない。私が知っているのは、彼が真面目なプロフェッショナルだが、残念ながら過去の過ちの代償を過剰なまでに払い続けているということだ。ローマに移籍してから、彼は2度の大きなケガをした。だが、あまりに彼に関して悪く言われていることを残念に思うよ」

「肩のケガで長く離脱していること、痛みがあったにもかかわらず、(コッパ・イタリアの)ダービーマッチで40分間もピッチに残ったこと、キエーヴォ戦やミラン戦で素晴らしいパフォーマンスを見せ、チームに大きく貢献したこと。これらのことはどこも報じない。メディアの大半が、彼に対して指を指し続けている」

予定されているように、アドリアーノは2月中にイタリアへ戻ってくるという。同代理人は次のように続けた。

「そのとおりだ。まったくもって、予定していた計画に従ってね。カーニバルのためにブラジルにいるんじゃない。そもそも、今年のカーニバルは3月に始まるんだ。そうではなく、(ブラジル帰国は)家族のサポートを受けるためなんだよ。これまで、多くの選手たちが求めてきたようにね。だが、それがアドリアーノとなると騒がれるんだよ」