日本に滞在して、現在フランスに帰国した女性のブログ「technolicious」では、日本での滞在を懐かしみ、画像ととともにその時の様子をつづっている。

 筆者にとって日本は「素晴らしい国」だったという。食べ物、街、人すべてが筆者にとって申し分なかったと記している。

 まず挙げているのが渋谷のスクランブル交差点。歩行者が渡る時には車両がまったく進入できなくなるシステムや、交差点をあらゆる方向に向かって多数の歩行者が行きかう光景が独特だと述べている。筆者は、このスクランブル交差点は「一生に一度は体験すべき」と記しており、実際に交差点を利用した体験は、ほかにはないものだったと印象を受けている。

 また日本に関心の高いフランス人の間で知られている、米映画作品「ロスト・イン・トランスレーション」のロケ地となった「パークハイアット東京」や、銀座の洗練された買い物エリアも薦めている。

 筆者は、中古のゲームソフト販売店についても記している。フランスでも中古ソフトは、ゲーム小売店の店頭に並んでいるが、主に現在で販売されているゲーム機用のソフトがほとんどだ。しかし日本では、過去にさかのぼって中古のソフトが充実しており、子供の頃楽しんだゲームが並んでおり、それを見ているだけでも懐かしさを感じ、楽しかったと記している。

 筆者の滞在していた近くの雑貨店では、日本らしい遊び心にあふれたものが、たくさん販売されていたという。牛乳のパッケージに入ったパズルなどが店頭に並んでいる様子を画像で紹介。フランス人の筆者から見てかわいらしいものが多く、かなり出費をしてしまったと語っている。

 さらに、日本には、街のいたるところに「かわいい」ものがあるとつづっている。東京都の都営バスの停留所には、マスコットキャラクターの「みんくる」があしらわれており、このようなかわいらしいキャラクターが街にあふれていたとつづっている。

 独特な風景を持つ東京、そして、遊び心とかわいいものにあふれた「日本」は、フランスに帰国した現在も筆者の心をとらえている様子がうかがえる。(編集担当:山下千名美・山口幸治)



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