日本政府は24日の臨時閣議で2011年度の予算案を決定した。新規国債の発行が税収を上回っていることに、韓国メディアは「借金で延命」などと伝えた。

　2011年度（4月−12年3月）の一般会計は史上最大規模となる92兆4116億円。同年度末の国債や公債など国と地方の借金をあわせた長期債務残高は891兆円で、対国内総生産（GDP）比が184％に上る。国債の新規発行は44兆2980億円。予想税収は40兆9270億円なので、2年連続借入が税収を上回る結果となった。

　韓国メディアは、社会保障関連の予算は「票取りの代表的な項目だ」と指摘。関連予算が1兆4393億円増額したのは「高齢化に伴う自然増額と子ども手当の予算が追加されたことの影響」と紹介した。票取りに走り、根本的な財政改革と改革には手をつけていないとの理由で、日本では非難の声が高いと伝えた。

　税収を上回る国債の発行についても「国債発行額が税収を上回る異常事態」、「借金だらけの運営を免れない」などと厳しい見解が目立った。メディアは「日本政府は、新規国債発行の削減に失敗。財政の健全性がさらに損なわれる見通し」と酷評した。（編集担当：金志秀）



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