フェノーメノ(怪物)がインペラトーレ(皇帝)に呼びかけた。「かつてオレたちが王様だったころ…」といった呼びかけだ。元ブラジル代表FWロナウドがローマFWアドリアーノに対し、自身が現役を引退したときにブラジルへ戻ってこいと呼びかけたのである。

ブラジルのテレビ『TVグローボ』のインタビューで、かつてインテルやミランでプレーしたロナウドは、自らが現役生活に別れを告げたあとで、アドリアーノを獲得するよう、コリンチャンスに提案している。

ロナウドはアドリアーノについて、「アドリアーノが良いだろう。彼はコリンチャンスにとって正しい顔だ。マタドールだし、戦士だよ。彼にはファンタスティックな人生の歴史がある。コリンチャンスにはぴったりなはずさ」と、アドリアーノを自分の後継者と見ていることを明かした。

一方で、ロナウドは「僕からすれば体を犠牲にすることだろう。サポーターたちにこのプレゼントをする必要がある」と述べ、2011年までプレーする義務は果たしたいと話している。また、現役引退後の将来については、ブラジルでのオリンピックやワールドカップ開催に対して大きな期待が集まる中、スポーツマーケティングの会社で働くつもりであることも明らかにした。