フランス『フランス・フットボール』は、彼をバロンドールの候補としているが、インテルに所属するオランダ代表MFヴェスレイ・スナイデルの意識は、まだワールドカップ(W杯)にあるようだ。オランダ代表のマルク・ファン・マルヴァイク監督を称賛する一方で、ほかの2人の指揮官を厳しく攻撃したのである。

その2人とは、アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ監督とブラジル代表のドゥンガ監督だ。オランダ『ヘルデン』誌のインタビューで、スナイデルは両監督を批判したという。だが、すぐに本人はこれを否定している。

「オランダの秘密? パニックではなく、落ち着きを伝えてくれる指揮官がいるのは素晴らしいことだね。ブラジル戦で僕らはリードを奪われたけど、監督は冷静を保っていた。僕がピッチ脇にいて欲しいと思うのは、マラドーナやドゥンガのような愚か者よりも、ファン・マルヴァイクのような監督だね」

このコメントは世界中に報じられ、スナイデルはすぐにインテルの公式サイトを通じ、次のようにインタビューの内容について説明している。

「僕の言葉の解釈には大きな誤解があった。インタビューの中で、僕は直接マラドーナやドゥンガについて話していない。彼らが選手として、そして監督としてやってきたことについて、僕は大きな敬意を払っているんだ。僕はただ、監督たちには違いがあると言っただけだよ。それぞれが同じなわけがないからね。発言が間違って解釈されて、すごく残念に思っている」