3月14日に行われたミラン対キエーヴォの一戦で、アキレス腱断裂のケガを負い、南アフリカ・ワールドカップ(W杯)出場の夢を断たれたMFデイヴィッド・ベッカムは、当初の見込みより復帰が2カ月遅れるようだ。ベッカムがピッチへ戻ってくるのは、11月以降になるという。

米『ABC』の番組「ザ・ビュー」にヴィクトリア夫人と出演したベッカムは、「僕は6週間前に手術を受けた。まだあと3カ月は走ることができない。だから、11月より前に戻ることはないだろうね」と語った。

これにより、ベッカムはMLS(メジャーリーグサッカー)のレギュラーシーズンすべてを欠場することになる。ベッカムが所属するロサンゼルス・ギャラクシーは、現在4勝1分であり、プレーオフに進出すればベッカムが出られるかもしれない。一方で、115試合出場を記録しているイングランド代表については、EURO12予選でウェールズと対戦する2011年3月262日まで、復帰はできないだろう。

また、ベッカムはMLSのサイトでも、次のように話している。

「治すのに時間がかかるケガなんだ。10日前からセラピーを始めたよ。時間を早めたいと思っているけど、こういう類のケガは治るのを待つしかないんだ。今は足首と筋肉のリハビリをしている。腱はまだ治ってきているところだから、あまり負荷をかけることはできない。フラストレーションがたまるよ。もちろん、落胆している。W杯へ行くチームに入るために、2年間働いてきたんだからね。でも、こういうことも起こるものだ」