24日に行われたミランとのダービーマッチで、インテルMFヴェスレイ・スナイデルは退場処分を受けていた。審判のジャッジについて皮肉を込めた拍手を送ったことで、2試合の出場停止処分が科せられている。

攻撃の中心選手を欠くことになったインテルは、31日のパルマ戦で警戒しなければならないだろう。スナイデルの代わりにトップ下を務めることが可能なMFデヤン・スタンコビッチも現在は離脱中ということで、ジョゼ・モウリーニョ監督には新たなアイディアが求められる。

シンプルに考えれば、4-3-3のフォーメーションを採用する可能性が高そうだ。ディエゴ・ミリート、マリオ・バロテッリ、ゴラン・パンデフを前線に並べ、トップ下には選手を置かない。十分に考えられる策である。

しかし、FWバロテッリをベンチに置いてツートップとし、その下にMFチアゴ・モッタを配するということも考えられる。ミッドウィークのコッパ・イタリア準々決勝ユヴェントス戦で逆転ゴールのきっかけをつくった彼に、普段よりも攻撃的な役割を任せる可能性は否定できないだろう。

また、やや厳しいかもしれないが、FWサミュエル・エトーを起用することも考えられる。アフリカ・ネーションズカップから戻ってきたカメルーン代表の彼は、起用できる状態であればピッチに立つことになるだろう。ただ、アフリカから戻ってきて日の浅いエトーは、29日の練習でもチームメートとは別のものを消化している。