24日、セリエA第21節で首位インテルとのダービーを迎えるミラン。レオナルド監督はリーグ戦2度目となるダービーが、楽しく、革新的なものだと想像している。それはプレー、そして順位のうえでのことだ。指揮官はすべてのピースを正しい位置にあてはめたいと願っている。DFアレッサンドロ・ネスタの出場には期待がかかるが、そのコンディションについては心配していないようだ。レオナルド監督は記者会見で、「アレッサンドロの問題は小さなものだが、様子を見なければいけない。彼はいくつかのことをして、継続的に進展している。落ち着いて決めるよ。多くの要素があって、私はできるだけ多くの時間を生かしたいと考えている」と話した。

レオナルド監督が落ち着いているのは、ネスタが出場できなかったとしても、流れが変わるわけではないからだ。同監督は「私にはウチのレベルを維持できる代役がたくさんいる。もちろん、疑問点があるときは常に注意深く、選手を危険にさらすようなことはしなかったしね」とつけ加えている。

レオナルド監督は精神的な苦悩を抱えることなく、ダービーについて話をした。むしろ、彼は「特別な味わいがあり、素晴らしい試合だ」と述べており、ゲームを待ち遠しく思っているようだ。だが、「試合はまだたくさん残っており、我々には未消化の試合も一つある。こういう試合はポジティブなりネガティブなりの結果を残すものだが、チームが成熟していることで我々は冷静なんだよ」とも話しており、決して勝負が決まる試合ではないと考えているようだ。

0−4で敗れた前半戦のダービーの分析は興味深いものだ。後悔などはなく、あらゆることが経験となるとしている。「こういう試合は何かを与えてくれるものだ。あの複雑なシーズン出だしがなければ、おそらく今の我々はこうではなかっただろう。インテルも8月10月のインテルじゃない。彼らはここ数年のインテル、つまり継続的なんだよ。インテルは偉大なチームで、それは事実が物語っている。信じられない安定感だ。それに、大きな長所もある。インテルは試合中に多くを変え、何度も新しいことを産み出してきたのさ。これがクオリティーというものだよ」

MFリーノ・ガットゥーゾは、ダービーに負けないことが重要だと話した。ドローでも良いということだろうか? レオナルド監督は「そんなことは考えることすらできないね。私は勝利を考えずに試合を始めたことなんてない」とはっきり答えている。アレシャンドレ・パトはいないが、指揮官はマルコ・ボッリエッロとそのゴール、そしてロナウジーニョに期待できるだろう。「今の彼は良いプレーをしている。みんなに夢を見させているね」