インテルのジョゼ・モウリーニョ監督が2009年最後の日となる31日、プロジェクトについて語った。先日からイタリアとイングランドで噂となっている、同監督のイングランド復帰についてだ。チェルシーで素晴らしい印象を残し、おそらくはこれからも残すであろうイングランドについて、同監督はこう語った。

「私はイングランドで幸せだった。そしてあそこから出て行くことになったとき、私はいつか戻ると言った。いつか、というのはどういう意味だろう? 2012年かもしれないし、2020年かもしれない。問題は、周囲が私の言葉を変えることをとても好んでいるということだ。私は、インテルで自分が幸せであり、2012年までの契約を全うしたいと言った。だが、周囲は私のイングランド復帰のコンセプトを強調したがる。それが門k第なのだ」

「私は、途中でプロジェクトを放り投げることは好きではないと言った。するとイタリアでは、私が6月に(インテルを)出て行くと報じられたんだ。商品を売らなければいけないのは理解している。おそらく、私が諦めて、この状況に慣れなければいけないのだろう。この状況に、私が不快を覚えているか? 君ら(メディア)は、私がイタリアで不快を覚えていると思うのかい? 私がここで起きている一部のことを好きじゃないと言うときは、イタリアという国やイタリア人について言っているのではない。そもそも、私はここに来て1年半であり、10年前からいるんじゃないんだ」

「私が好きじゃないと言うときは、もっと特別な状況について言っているんだ。たとえば、ジョゼ・モウリーニョという指揮官と、イタリアのスポーツメディアとの関係だ。間違いなく、これはポジティブではない。私からすると、これはメディアのせいであり、メディアからすれば、私のせいなのだ。だがこれは、始まる前から負ける“戦争”だよ。私は一人で大勢と、しかもとてもまとまった大勢と戦うんだからね」

「だが、私は戦争に負けることはできるが、自分のパーソナリティーや独立性、自由を失うことはできない。決してそれらを失うことはないし、だからこそ私が“政治的に”正しくなることはないだろう。こびへつらうことは、私の哲学ではないんだ。私は独立しており、常に思うことを言う。好きじゃないときもね」

「もっと敬意が必要だろう。もちろん、私からもそうだ。だが私は、少なくとも自分の言葉が利用されないことを望んでいる。私が言うことを、本当の私の考えではないのに、ただ役に立つものとされてしまうことがないようにね」